韓国人は数年前から全く成長していない、と専門家が海外での醜態を猛批判 醜い韓国人を量産している
韓国にも海外旅行3000万人時代がやって来た―。韓国観光公社によると、海外に出国した韓国人は2015年には1931万人だったが、16年に2238万人、昨年は2650万人へと増加した。今年は上半期(1-6月)だけで1432万人が出国し、年間出国者数は3000万人を超えると予想される。
だが、韓国人の旅行文化は相変わらず成長が見られないようだ。とりわけ手ごろな価格で複数の観光地を回れるパッケージツアーに対する評価は低い。強行スケジュールの消化を優先するあまり、現地の公共秩序を乱す「アグリー・コリアン(醜い韓国人)」を量産しているというのだ。韓国旅行業協会によると、昨年に韓国で旅行会社のパッケージツアーを利用した人は988万人。海外旅行に行く韓国人の3人に1人以上(37%)がパッケージツアーを利用している。
昨年6月にN旅行社のパッケージツアーに参加して北欧を旅行したキムさん(45)=女性=は、ノルウェーの有名な観光スポット、リレハンメル・スキージャンプ台を訪れた。旅行ガイドはツアー客に対し、トイレに行きたい場合は外で用を足すよう促したという。キムさんは「有料トイレがあったが、ガイドには『ノルウェーの通貨(クローネ)しか使えない。この先2時間トイレがないので、必ずここで用を足すように』と言われた」として「ほかの国の観光客も大勢いる場所で、茂みに入って傘で体を隠して用を足した」と話した。
このときツアー客たちはユーロしか持っておらず、クローネがなかったという。同じツアーを利用したチェさん(50)=女性=は「ガイドに『国際的な恥ではないか』と言ったら『これまでのツアー客もみな外で用を足した』と言って『選手用宿舎の陰や茂みに行けば大丈夫』と場所まで指南した」と話した。この旅行会社はこれについて「ツアー客からそのような不満は届いていない上、昨年のことなので、事実確認は難しい」と説明した。
禁煙エリアで喫煙を勧めるガイドもいる。今年2月にベトナムを旅行したチェさん(37)は、世界遺産のハロン湾にある食堂で、禁煙にもかかわらず韓国人ガイド3人がたばこを吸っているのを目撃した。チェさんによると、食堂には「No smoking zone(禁煙区域)」と複数の場所に大きく書かれていた。チェさんがガイドに禁煙について指摘したところ「ここはたばこを吸っても大丈夫。ベトナムはもともとそういう所」と答えたという。
待ち時間を短縮しようと観光地や免税店で割り込みをするケースもある。会社員のチェさん(30)は今年2月、日本の九州を旅行したとき、ショッピングバッグによる割り込みの場面を目撃した。ある韓国人ガイドが午前中の早い時間に熊本空港のセキュリティーチェックの前にショッピングバッグ数十個を一列に並べていたのだ。チェさんは「セキュリティーチェックのゲートが開くと、ガイドが免税店で買い物をしていたツアー客約20人を呼んできて、ショッピングバッグを置いていた場所に割り込ませた」「その後ろにいた日本人や他国の観光客数十人が激怒し、大声でののしる人もいた」と話した。
ある旅行業界の関係者は、「ガイドはツアー客による評価やチップに対して非常に敏感な職業だ」として「禁煙の場所で喫煙できるよう便宜を図ったり、割り込みを促したりしてでもツアーのスケジュールをきっちりこなす。そうでなければツアー客から『ベテランガイド』と評価してもらえないため、旅行のマナーを後回しにするケースが多い」と話した。
漢陽大観光学部のイ・ヨンテク教授は「海外旅行ブームと共に、ガイドのサービス意識に対する利用客の目も肥えてきたが、現地のガイドのレベルはそれに追い付いていない」として「韓国国内の旅行会社が利用客のフィードバックを積極的に反映し、現地ガイドのサービス意識とレベルをチェックし、教育する必要がある」と指摘した。
ピョ・テジュン記者
ソース:朝鮮日報/朝鮮日報日本語版<海外旅行3000万人時代…依然成長しない「醜い韓国人」>
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/08/20/2018082003280.html