ワイ「おっ、ええ景色やな！写真撮らな！」ﾊﾟｼｬｼｬｼｬｼｬ　　ワイ（…ん？）

ワイが死んだらこの写真はどうなるんやろ…
この写真の価値は、ワイが生存しこの存在を認識した上でその唯一性を意識することによって初めて保障されるものや
つまり、ワイが死亡した時点でこの写真の価値は無保障となり、それを再保障してくれる存在が引き継がん限り、この写真はただのゴミと化すんや

そもそも、この場所の景観を記録することに因って、ワイの人生に一体何がもたらされるというんや？
身体能力が向上するんか？頭脳が明晰になるんか？
否、そんなことは有り得ん

つまり、この写真の存在は、ワイという個体に対して何ら価値をもたらさない
ワイが一方的に価値を押し付けるに留まり、写真という存在はワイに価値を付加してくれるわけやない
自己満足、自己陶酔に過ぎん

結局、写真を撮るという行為は、何の生産性もない行為ってことなんやな…

）

ワイ「削除するか…」

この気持ち分かる奴おるか？