ACLの乱闘騒ぎに『日本政界から制裁を求める声が上がる』凄まじい状況に。国際的対応を求めている模様
自身の公式ツイッターでACL浦和戦の乱闘騒ぎに言及
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦、浦和レッズと済州ユナイテッド(韓国)の第2戦で起こった済州による前代未聞の退場劇や暴力行為は、海外メディアでも問題視され波紋を広げている。その一方で、済州は「浦和に非がある」と強硬に主張。両者の見解が対立するなか、日本の政界からも済州の愚行に対する厳正な処罰を求める声が出ている。
「『済州の暴力はサッカーへの恥辱』 ACL浦和戦の愚行、韓国紙上で英公共放送通信員が断罪」という本メディアの記事を引用し、「何らかの国際的な対応があって然るべき」と公式ツイッターでメッセージを発したのは、自民党の参議院議員、片山さつき氏だった。
埼玉県さいたま市生まれで、幼少期を浦和で過ごした片山氏は、日本政界から初めて済州の行動を批判する声を上げた。
120分の死闘となったこの試合で大きな問題となっているのは、延長後半アディショナルタイムと試合終了後に済州側が起こした乱闘騒動だ。浦和は2戦合計3-2と勝ち越した後、敵陣コーナーフラッグ付近でボールをキープ。ここで両チームがもみ合いになると、済州の控えDFペク・ドンギュがビブス姿でピッチに乱入し、浦和MF阿部勇樹にジャンピングエルボーを見舞い、前代未聞の退場となった。
浦和と済州の双方がAFCに抗議文を提出
さらに試合終了後には済州の選手だけでなく、スタッフまでもがピッチ上で浦和の選手やスタッフに襲いかかった。浦和DF槙野智章をターゲットにしたDFクォン・ハンジンは、浦和スタッフに飛び膝蹴りを食らわせ、試合終了後にもかかわらずレッドカードが提示されている。イタリア、フランス、イングランド、アメリカ、ドイツ、スイスなどの各国メディアは済州の愚行を断罪。「アジアフットボールの宣伝にならない」と一刀両断しているが、世界的な批判の高まりに対して済州は衝撃の反論を展開。「ズラタンの挑発がきっかけ」などと、浦和側に非があるとの主張を展開している。
浦和と済州の双方がAFCに抗議文を提出するなか、ついに日本の政治家も済州の異常行動に対する「国際的な対応」を求めている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
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2017.06.06 (Tue)