産経新聞の社説が突き刺さって韓国人記者を激怒させたと判明 聞きたくない事実を指摘された
[イム・ビョンシク全北(チョンブク)大学招へい教授(元国会副報道担当者)]
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尹美香(ユン・ミヒャン)波紋が尋常ではない。市民社会に対する不信から始まった。これまでの献身が根こそぎ否定される格好だ。その合間を利用して日本極右勢力が気勢を上げている。慰安婦という反倫理的犯罪を犯しても、かえって大声を上げている。
ユン・ミヒャン論議は様々な論議の的を提供する。暗く陰った歴史も再び召還する。加害者としての日本、被害者としての韓国の悪縁だ。韓日関係はカラカラに乾いた冬山のようで小さな火種でも丸焼けになる。ユン・ミヒャンと「正義連」はそのような火種として作動している。
日本に少なくない知人がいる。時々、彼らは私に尋ねる。もう忘れる時ではないのかと。許すのがそんなに難しいことかと。そのたびに考える。加害者は反省せずに被害者だけに許せと。許したくても容赦できない状況を作った彼らに再び尋ねる。ドイツと同じ成熟した姿を見せるのがそんなに難しいのかとところで良い餌でも見つけたように暴れているので居直りに他ならない。少しだけでも容赦を思った平正心が失なわれる理由だ。
扇動的な極右新聞・産経が中心にいる。「反日集会止めて(少女)像撤去を」という社説を見てみよう。「反日憎悪の象徴である慰安婦像を早く撤去すれば良い」として少女像撤去で論旨を拡大した。また、ムン大統領には「会計処理疑惑を座視せず、適切に対応せよ」とした。前後をわきまえない妄言だ。その口実を提供したユン・ミヒャンと「正義連」が悔しい。
日本は壬辰・丁酉7年の間、朝鮮を焦土化した。それでも朝鮮は120年余りの間、文化使節団格である通信使を派遣して交流した。彼らが自慢する文化的成果の大部分は私たちに借りている。余計な優越感でない。それでも征韓論を前面に出して36年間、再度蹂躪した。言葉と文を奪って虐殺、拷問、慰安婦動員、強制徴用まで罪悪は計り知れない。それでも懺悔どころか逃げ腰で知らん振りで一貫する。正しくなされた歴史を教えないことはもちろん、最初から不正と歪曲を日常的に行っている。
(中略:知覧の特攻隊の話。)
再びユン・ミヒャンと「正義連」に戻る。慰安婦実体を知らせる運動は続けなければならないが、誤りは誤りと分けるのが正しい。会計不正と補助金流用があるなら、当然、責任を問わなければならない。それが正義だ。私側だとかばえば共倒れになる。また、日本極右から嘲弄と嘲笑を買うほかはない。
イ・ヨンスおばあさんに対して記憶歪曲を云々することもまた恥知らずだ。その方が体験したみじめさと怒りを推し量るのが優先だ。慰安婦ハルモニと「正義連」が仲違いすることにも警戒しなければならない。疑惑を糾明し、責任を明らかにすることは痛いがしなければならないことだ。
万一、陣営の論理でかばって否認するなら神風を美化して慰安婦実体を否定する彼らと異なることがない。付け加えるなら市民社会から政界進入を悩む時だ。市民運動した、という理由で政治をさせないのではない。むしろ特定分野で現場を経験した専門性は肯定的に活用する余地がある。問題は念仏より祭の食事に目がくらんだ人々だ。天命と職分を捨て、身分上昇手段とする人々に対する問題提起だ。猫も杓子も火取蛾のように飛び込むならば純粋性は毀損されるほかない。純粋性を喪失した市民運動には居場所がない。
イ・ソンジェ記者
ソース:イーデイリー(韓国語)[イム・ビョンシクの矛と盾]私たちが彼らと違わなければならない理由
https://www.edaily.co.kr/news/read?newsId=01390726625771544&mediaCodeNo=257