米国主導の対中懲罰措置にドイツが協力拒否を通達したと発覚 いつものパターンになってきた?
中国メディアの環球網は2日付で配信した記事で、「ドイツの当局者は、トランプ米大統領による中国への懲罰に付き従うことを拒否した」と報じた。
記事によると、米ワシントン・イグザミナーはこのほど、ドイツの当局者が同メディアとのインタビューで「現在の優先事項は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)との闘いだ」「補償の問題は発生しない」と語ったとし、「ドイツは、トランプ大統領がパンデミックをめぐり中国への懲罰を模索する列に加わることを拒否した」と報じた。
米ワシントン・イグザミナーによると、ドイツの当局者は、「パンデミックとの闘いに関して決定的な要素は、必要な機器の調達と医薬品やワクチンの配布における緊密な国際協力であり、もう一つの決定的な要素は透明性だ」とし、「ドイツ政府はこの立場を中国政府に非常に明確に表明している」とした。
さらに、「重要なのは、中国が未解決の質問に答える際に建設的な役割を果たすことだ。われわれは、パンデミックとの闘いにおける世界保健機関(WHO)の努力を強く支持し、中国の貢献に感謝する」とも述べた。
記事は、こうした米ワシントン・イグザミナーの報道を紹介した上で、トランプ大統領が新型コロナウイルスのパンデミックをめぐり、中国に巨額の賠償金を請求する可能性を示唆したことについて、中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官が先月28日、「米国の政治家の目的はたった1つだ。つまり、自らが新型コロナウイルス対策に最善を尽くさなかった責任を転嫁し、人々の目をそらそうとしているのだ」「米国の政治家の中国に対する『責任のなすりつけ』は、感染症との闘いにおいて中国の人々が苦しい努力により得た成果を少しも抹消することはできない。また、米国内の感染拡大防止にも役立たず、米国の悪いたくらみと自身の深刻な問題をいっそう明らかにするだけだ」などと反発したことを伝えている。(翻訳・編集/柳川)
2020年5月4日 10:00
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