経営危機のドイツ銀行が自己資本比率の最低目標を割る可能性が浮上 経営再建は順調である？
1：みんと ★：2020/04/27(月) 20:41:16.49 ID:GJD2i9VA9
【ベルリン=石川潤】ドイツ銀行は26日、これまで12.5%としてきた自己資本比率（CET1）の最低目標を一時的に下回る可能性があると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で欧州経済が大きく落ち込むなか、取引先企業の業績悪化が避けられないためだ。ゼービング最高経営責任者（CEO）は「我々を必要とする取引先を支える」ために柔軟に対応する考えを示した。
監督官庁である欧州中央銀行（ECB）は貸し渋りなどを避けるためにも、大手銀行に対して余分に積み上げている自己資本を活用するように求めている。ドイツ銀行の3月末時点の自己資本比率は12.8%で、年末時点よりも0.8ポイント下がったが、最低必要な水準（10.4%）を大きく上回っている。
ドイツ銀行はさらに、1～3月決算で税引き前利益が市場予想を大幅に上回る2億600万ユーロ（240億円）になったことを明らかにした。最終損益も6600万ユーロの黒字となった。経営再建を進めながら黒字を確保できたことに、ゼービング氏は「とても満足している」と述べた。
日本経済新聞 2020年4月27日 20:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58537670X20C20A4EE9000/
