「日本よ、深手を負え。そうなればこっちが上だ」と韓国が本音を自白 日本の混乱に乗じて世界市場を奪おう
「コロナ退治でスクラム組もう」… 唐突に日本にすり寄る韓国人の底意
4/27(月) 16:31配信
「新型肺炎の防疫に失敗した」と日本を見下していた韓国人が、突然「スクラムを組んで共にコロナと闘おう」と言い出した。その狙いを韓国観察者の鈴置高史氏が読む。
日本の感染拡大は韓国のチャンス
鈴置:「日本が新型肺炎で混乱するのに乗じ、世界市場を奪おう」と韓国紙が主張しました。書いたのは中央日報のナム・ジョンホ論説委員。記事の見出しは「『コロナ19』とはチャンス」(3月31日、韓国語版)です。
ナム・ジョンホ論説委員はまず、新型コロナウイルスによる肺炎の世界的な流行で、国際的な関係が様変わりすると強調。
「防疫に失敗して威信が墜落する米国」と、「防疫ノウハウの提供を通じ世界をリードする中国」を例にあげました。そのうえで韓国にもチャンスが訪れた、と快哉を叫んだのです。翻訳します。
・このようにしてコロナにより、深手を負う国と軽い傷で終わる国が生まれ、国際秩序が変動しうる。例えば、「感染が拡大すれば2週間で感染者数が30倍以上になる」との安倍晋三総理の警告が現実となれば、日本は大きな混乱に陥る。
・ことに地域社会の感染をちゃんと防ぐのに失敗すれば、事態が長期化する公算が大きい。輸出品目が数多く重なる韓国が、反射的な利益を得ることが可能ということである。
「日韓逆転」は4月19日
――「日本よ、深手を負え。そうなればこっちが上だ」ということですね。
鈴置:韓国人の本音がよく表れた記事です。韓国の1日当たりの新規感染者は2月29日に813人を記録した後、徐々に収束しました。4月2日には100人を下回り、4月末現在は10人前後に減っています。死者数はずっと1桁を維持してきました。
一方、日本は3月下旬から新規感染者・死者ともに急増。日韓の累積感染者・死者数が同時に逆転したのは4月19日でした。
韓国紙には3月末ごろから「防疫に失敗した日本」を上から目線で報じる記事が登場し、今や定番になりました。「日本経済へのダメージは大きい。1人当たりGDPで追い越すチャンス」などと期待する声もネットにはあふれます。
新潮
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200427-00624621-shincho-kr