ネット強国を自認する韓国で最低すぎる文化が拡散して社会問題化 メンタル雑魚っぷりを露呈
日本でも人気だった元「KARA」のハラことク・ハラさん(享年28)をはじめ、韓国の芸能界で自殺が相次いだ。韓国は昨年の自殺率が人口10万人当たり26・6人と経済協力開発機構(OECD)加盟国ワーストだが、特にタレントの自殺は社会問題に。現地報道によると、この10年で30人を超え、今年だけでハラさん含め4人が自ら命を絶っている。
背景として指摘されるのはインターネット上のひどい中傷だ。韓国の事情に詳しい芸能関係者は「日本のネット中傷も問題化しているが、インターネット強国を自称する韓国では、その数倍といわれる量と悪質さです」。スマートフォンをタップする指1本で人を死に追いやることから「指殺人」、また、悪質なリプライ(返信)を意味する「悪プル」という言葉が新たに定着しているという。
「職業格差が激しいとされる韓国で、若者の憧れの職業ナンバーワン」(同関係者)とされる芸能人は格好の標的だ。韓国の芸能事務所関係者は「韓国ではタレントは才色兼備、完全無欠、聖人君子であることを求められる」と話す。いったん、そこから逸脱してしまうとすぐに「悪プル」が殺到する。
10月に亡くなった歌手ソルリさん(享年25)は、14年にミュージシャンとの交際が発覚し、誹謗(ひぼう)中傷を受けるようになった。その後、社会への反抗を示す意味で奔放さを前面に出すようになったが、SNSにノーブラの写真を公開した際「雑巾みたいな女」「娼婦(しょうふ)」と過度なバッシングが相次ぐなどし、鬱(うつ)状態に追い込まれたとされる。
一方で、引退や活動休止も容易には許されない。韓国の芸能事務所は最大でタレント1人当たり1億円をかけ幼少期から芸の英才教育を施す。事務所が投資した分を取り戻すまでは、タレントは“滅私奉公”で働くことを求められる。韓国の芸能関係者は「現在は、公正取引委員会が認める最長の7年契約を求める事務所が大半。大成功すれば報酬は破格だが、契約更新まで待遇は改善せず、国内で配信チャート上位の曲を出した若手が、その年の月収2万6000円だったという話もある」と語る。
ただ、病的なストレスから芸能人を守ろうと「指殺人」への法規制が現実味を帯びてきた。悪質な書き込みを規制する通称「ソルリ法」の法案審議が韓国国会で発議された。聯合ニュースによると、匿名でのネット書き込みを禁止する「ネット実名制」を求める世論も高まっているという。同制度は07年にも実施されたが違憲と判断され廃止された経緯がある。韓国の闇にハラさんらの無念の死が一石を投じるか。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191222-00000140-spnannex-ent