経営危機のドイツ系銀行が遂に最後の禁忌を破ろうとしていると判明 日本より更に状況が悪い
1:首都圏の虎 ★:2019/12/19(木) 20:24:35.46 ID:Mg/g2NM+9
5年にわたる欧州中央銀行(ECB)のマイナス金利を経て、ドイツの銀行は最後の禁忌を破ろうとしている。それは、リテール顧客の貯蓄口座にある全預金にマイナス金利を課すことだ。多くの銀行がしばらく前からリテール顧客にもマイナス金利の負担を転嫁しているが、通常は10万ユーロ(約1220万円)以上の預金が対象だった。しかしそれが変わろうとしている。
ミュンヘン近郊の小さな銀行が、一部の新規口座で全ての預金に0.5%のマイナス金利を課すことを計画しており、ドイツ東部の1銀行は既に導入済みで、3番目の銀行はさらに深いマイナスを検討している。
欧州経済が減速する中で銀行はマイナス金利の長期化を見込んでいる。ECBは9月に中銀預金金利をマイナス0.5%に引き下げ、さらに銀行の負担を重くした。階層化によってマイナス金利を免除される部分もできたものの、低収益に悩む銀行、特に小規模な銀行としてはコストを預金者に転嫁する以外の選択肢がほとんどなくなってきた。
欧州経済研究センター(ZEW)の法人税・公的財政部門の責任者、フリードリヒ・ハイネマン氏は「水門は開かれた。近いうちに連鎖反応が見られるだろう」と話した。
国民の貯蓄率が高いドイツでは、銀行は悪評を恐れてリテール顧客にマイナス金利を転嫁することを控えてきた。しかし今、ミュンヘン近郊の地銀、フォルクスバンク・ライファイゼンバンク・フュルステンフェルトブルックなどは、そうした懸念を初めて振り払おうとしている。(ブルームバーグ Stephan Kahl)
2019.12.19 12:55 ブルームバーグ
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/191219/mcb1912191255019-n1.htm
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