天皇即位式に文在寅が出席すれば日本人のわだかまりは消え去る 韓国を愛する東京の要人が断言
明仁天皇の生前退位、経済回復の自信などに後押しされて30年ぶりの即位式は日本全体のお祭りとして雰囲気が盛り上っていっている。安倍首相も各国の祝賀使節団50人余りと「会談ラッシュ」を予告している。韓国はまだ参列者を決めていないが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪日の可能性も有効なカードとみられる。
文大統領が天皇即位式に出席すれば日本人はどのように受け入れるだろうか。
韓日関係に深い愛情を持つ東京のある要人は「30年に一度あるかないかの国のめでたい日に文大統領が来れば、日本人の胸中に残っているわだかまりが雪が解けるように無くなるだろう」と話した。
2012年李明博(イ・ミョンバク)大統領の独島(トクド、日本名・竹島)訪問を最近の韓日関係悪化の出発点に挙げる分析が多いが、実際に日本人たちを怒らせたのは「天皇謝罪要求」発言だった。
植民支配の苦痛を味わった韓国人の感情から出た発言だったが、「天皇制」すなわち宗教ともいえる日本人の「逆鱗」に触れたのだ。
慰安婦合意の破棄、強制徴用賠償判決など相次ぐ悪材料で日本社会には文在寅政府を「反日・親北政権」と見る認識が広まっている。菅原一秀・経済産業相が記者団の前で「輸出管理は文在寅政権以前にはなかった問題だ」という話を公然とする。自民党の事情をよく知るある消息筋は「文大統領が来れば確かにインパクトはある。韓国が関係改善の意志があると考えるだろう」と話した。
今月4日の駐日韓国大使館国政監査でも文大統領の訪日が言及された。朴炳錫(パク・ビョンソク)共に民主党議員は「両首脳の戦略的決断があるなら、即位式に大統領が来ることもあり得る」としながら、水面下である種の特使が動いている可能性を示唆した。南官杓(ナム・グァンピョ)駐日大使も「(韓日関係を)改善することができることならいかなる試みも可能だ。(文大統領訪日時の)肯定的な部分もすべて含んで本国に報告した」とした。
もちろん文大統領の訪日は考慮しなければならない要素が少なくない。国内世論が最も大きな障壁だ。今回の輸出規制措置の時、日本の知識人が安倍政権に対して「韓国が敵なのか」と叫んだことは韓国人に深い響きを与えた。
文大統領の訪日はそれ自体で日本に向かったメッセージとなる。せっかくやってきた機会を逃さないでほしいと思う。
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