迷走の末に開催された日韓経済人会議が悲惨な有様を露呈　重要閣僚は参加せず成果もなし

5月開催予定が昨日開幕、議論は原則的なレベルにとどまる

韓日経済協会キム・ユン会長「韓日関係が難しい時期に開催される会議だけに、韓国経済人の使命感と覚悟はさらに特別にならざるを得ない」

日韓経済協会・佐々木幹夫会長「経済と政治・外交は自動車の両輪だ」「政治・外交関係の復旧が必要と切実に感じている」

外交や貿易などの分野で韓国と日本が対立する中、両国の企業経営者が共同で主催する「第51回韓日経済人会議」が24日にソウル市小公洞のロッテ・ホテルで開催された。韓日経済人会議は1969年に第1回が開催され、その後毎年途切れることなく続いた韓日による官民合同の会議だ。今年は5月に開催予定だったが、韓日関係の悪化で延期されていた。今回は韓国から200人以上、日本から100人以上の企業経営者などが参加したが、韓国政府から参加したのは韓国産業通商資源部（省に相当）の兪明希（ユ・ミョンヒ）通商交渉本部長だけだった。昨年東京で開催された第50回会議には安倍首相も出席し「韓日関係が困難なときにも経済人の交流は1回も途切れることはなかった」とあいさつした。

　兪通商交渉本部長は祝辞で「市場の開放と自由な貿易は日本がグローバル経済強国に成長できた原動力だ」「自由貿易の恩恵で成長した韓日両国がその責務を果たすべきだ」と強調した。

　財界からは韓日の主要企業経営者らによる今回の会議について「史上最悪の韓日関係を改善する突破口にならないか」と期待する声も上がっているが、実際は韓国経営者総協会の孫京植（ソン・ギョンシク）会長が「韓日両国は感情のしこりを乗り越え、域内の秩序に関する現実的な協力策を模索すべきだ」と述べたように、原則的なレベルのやりとりで終わった。古賀信行・日韓経済協会副会長も「このようなときに経済人が会って何を話せるかという議論も数多く聞いたが、対話を行う場を持つという意味は決して小さくないと思う」と述べた。

辛殷珍（シン・ウンジン）記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/09/25/2019092580010.html
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版 2019/09/25 09:01

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