天皇暴言の文議長が乱闘騒動の余波で失脚寸前に追い込まれる とんでもない野蛮さだ
▲もみくちゃにされる文議長(左)と女性議員の顔を両手で挟む文議長(右)
韓国国会は24日、選挙法や高位公職者不正捜査処(省庁の1つ)法などファースト・トラック(迅速処理案件)指定推進問題で、一日中修羅場と化した。
最大野党・自由韓国党の議員らは同日、国会本会議場前のロタンダ・ホールと司法制度改革特別委員会・政治改革特別委員会会議室などを占拠し、徹夜の立てこもりを行った。これら議員は「汎与党陣営が違法・ペテンにより、ゲームのルールである選挙法を駆け込み成立させようとしている」と主張した。自由韓国党が文喜相(ムン・ヒサン)国会議長にファースト・トラック推進を抗議する際には怒声が飛び交い、もみ合いやセクハラ(性的嫌がらせ)騒動まで起こった。政界では「国会先進化法以前の『動物国会』に戻ってしまったようだ」という声も上がった。
自由韓国党の議員約90人が23日に国会本会議場前で徹夜の座り込みをしたのに続き、24日午前も同じ場所で緊急議員総会を開いた。議員らはこの総会直後、国会議長室を抗議のため訪れた。これら議員たちは「正しい未来党の金寛永(キム・グァンヨン)院内代表が同党・呉晨煥(オ・シンファン)議員の辞任・補任を要求しても、文議長は受け入れてはならない」と述べた。
自由韓国党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表は「呉晨煥議員の辞任・補任を許可して、連動型比例制と高位公職者不正捜査処法をファースト・トラックの軌道に乗せれば、文議長は大韓民国の憲法を崩壊させる張本人になるだろう」と言った。これに対して文議長は「やむを得ない場合はどうしようもない」と答えた。自由韓国党の議員たちは「与野党の合意なしに本会議に上程しないと約束しろ」と要求した。
すると、文議長は「脅したからと言ってどうにかなることではない。軍部独裁政権が拷問した時も、私は信念に従ってやった。ここで、首にナイフが当てられても脅しに従ってはならない」と声を荒らげた。これに対して自由韓国党議員は「規定を守るつもりがないなら職を辞せよ」と言い、文議長も「議員を辞任しろ」と言い返した。
文議長が議長室を出ようとして自由韓国党の議員たちに阻止された時、セクハラ騒動が起こった。自由韓国党中央女性委員会の委員長を務める宋熹卿(ソン・ヒギョン)議員は「文議長が林利子(イム・イジャ)議員=自由韓国党=のおなかの部分を両手で触り、林議員が『こんなことをしたらセクハラだ』と強く抗議したところ、『こうすればいいのか』と再び両手で林議員の顔を2回も手で覆った」と主張した。文議長は謝罪の意向を明らかにした上で、警護員に守られて議長室を出ていった。自由韓国党は緊急議員総会を開いて文議長に辞任を要求、同党中央女性委員会は性暴行への抵抗の意味を込めて白いバラを手に辞任要求会見を開いた。イ・ゲソン国会報道官は声明で、「その場を離れようとして体が触れたのを『セクハラ』だと言われたので、(文議長が)カッとなってほおを手で触ってしまったものだ」と説明した。
文議長はこの日、「低血糖ショック」を理由にソウル市内の汝矣島聖母病院に入院、林利子議員も「精神的なショック」を理由に同市内のセブランス病院に入院した。議長室関係者は「ひどい衝撃を受けて低血糖ショックに陥った」と語った。林利子議員は「単なるセクハラ問題ではない。責任を問うつもりだ」とコメントした。自由韓国党は選管常任委員会の政治改革特別委員会と高位公職者不正捜査処・捜査権調整法案常任委員会の司法制度改革特別委員会の会議室、国会本会議場前などを占拠し、二日間連続で徹夜の座り込みを続けた。
イ・スルビ記者
ソース:朝鮮日報/朝鮮日報日本語版<大荒れ韓国国会、カッとなった文喜相議長が女性議員の顔に…>
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/04/25/2019042580041_2.html
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