外交青書を読んだ東京特派員が激しい絶望感を感じていると判明 日米中に韓国は取り残されている
雪解け進む中・日、取り残される韓国
日本は23日に発表した「平成31年版外交青書(外交青書2019)」で、「韓国側による否定的な動き」が相次いだため、韓日関係は「非常に厳しい状況に直面した」と記述した。日本は毎年発表する外交青書で、昨年10月の韓国大法院(最高裁判所)による徴用被害者賠償判決に続き、日本の自衛隊機哨戒機に対するレーダー照射問題などで悪化した両国関係に念頭に、上の通り規定した。昨年発表された日本の外交青書には「日韓関係に厳しい問題も存在するが、日韓関係を未来志向の新時代へと発展させていく」という文があったが、今年は「未来志向」という表現も削除された。日本政府はその代わりに「日本政府として一貫した立場に基づき対応していく」という表現を使用した。
韓日関係は今、6月に大阪で開催される主要20カ国(G20)サミットで韓日首脳会談を行わないという報道が既に出ているほど最悪だ。5月1日に新天皇が即位した後、ドナルド・トランプ米大統領や習近平中国国家主席はG20サミットとは別に日本を国賓訪問することが予定されているが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は予定がない。日本の大衆月刊誌は先日、「『日韓断交』完全シミュレーション」という特集記事を掲載するほど、日本の一部メディアは韓日関係を深刻に取り上げている。
韓中関係も終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐる確執で摩擦が生じた時に比べれば回復局面にあるが、全面的な関係正常化には程遠い状況だ。観光分野では中国国内の一部の地域に限り韓国への団体観光制限が解除されているだけで、韓国行きツアーのインターネット販売禁止・チャーター便運航禁止・クルーズ船禁止という「三不」は依然として適用されている。韓国ドラマや韓国映画、K-POPといった韓流コンテンツの中国国内流通・上映を遮断する「限韓令」も全く解除される気配がない。2017年12月の文在寅大統領訪中、「一人飯」問題や記者暴行事件で明らかになった韓国無視の流れも改善の兆しがない。
東京=李河遠(イ・ハウォン)特派員 , 北京=李吉星(イ・ギルソン)特派員
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/04/24/2019042480027.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/04/24 09:45