「日本で常識化したインフラが中国には全くない」と中国人記者が懸念 特に地方都市では普及率1%未満だ
2019年2月23日 14:10
https://www.excite.co.jp/news/article/Recordchina_20190223016/
中国家電網は2019年2月20日付で、温水洗浄便座が中国でなかなか普及しない理由を分析する記事を掲載した。
記事は、2015年に経済作家の呉暁波(ウー・シャオボー)氏が発表した「日本に行き温水洗浄便座を買う」という文章がネット上で急速に広まり、日本での「便座爆買い」ブームが起きて多くの人から注目されるようになったと指摘した上で、「日本では温水洗浄便座の普及率が80%を超えているが、中国では5%前後だ」と論じた。
記事は、中国での普及率の低さについて「中国の大都市では温水洗浄便座がある程度の市場を得ることになったが、いまだに消費者教育の初期段階にある」と理由を指摘。「温水洗浄便座に対する認知度はまだあまり高くはなく、特に地方都市では普及率が1%にも満たない」と論じた。
温水洗浄便座の普及について、蓋趣ブランドの創始者である劉海波(リウ・ハイボー)氏は、「消費者の温水洗浄便座に対する理解が不足しているのは、接触する機会が少ないことに起因している」と分析し、「日本では温水洗浄便座の普及率が非常に高く、訪日中国人がその性能を体験すると購入したいとの願望が高くなる」と指摘した。
劉氏はさらに、中国には「ブランド競争力の欠如」という問題もあると指摘。中国国内には約300の便器メーカーが存在するが、このうち70%のブランドがOEM(相手先ブランド製造)商品で、残りの30%の大部分が陶器のトイレや浴室設備を主としており、自主研究開発する能力を持つ企業は多くないという
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