米大統領の連続訪日に「一体なぜなんだ!」と韓国人記者が地団駄 安倍は米国を政治利用する気か
安倍晋三総理と日本政府が来年5~6月、ドナルド・トランプ米国大統領を二度、日本に招待する方案を積極的に検討している、と日本メディアが5日いっせいに報じた。
6月28~29日、大阪で開かれるG20(主要20カ国)首脳会議にはトランプ大統領の出席がすでに決まっている。ところがそれ以前にトランプ大統領を「国賓」でもう一回呼ぶということだ。米国大統領がこの様な短時間内に日本を2度も訪れるのは極めて異例だ。
日本経済(日経)新聞は「11月30日、アルゼンチンG20首脳会議を契機に開かれた米日首脳会談などで安倍総理はすでにトランプ大統領に「5月訪日」を数回打診し、トランプ大統領も「光栄」とし、積極的に検討する意思を明らかにした」として「これは来年5月1日、新しい日王(日本では天皇)が即位した直後、トランプ大統領が国賓として日本を訪問し日王と会見する機会を作るため」と報道した。
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▲明仁日王[中央フォト]
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▲徳仁日本王世子[中央フォト]
日本の歴史上200余年ぶりに「生前退位」を決めた現・アキヒト(明仁)日王は来年4月30日に退位する。そして現ナルヒト(徳仁)王世子が5月1日、新しい日王に即位する予定だ。
日本が外国の国家元首を国賓として招待するのは1年に2~3回程度だ。国賓として招待されれば日王が王宮で食事を提供し共に会見して国賓が東京を離れる際には日王が直接、宿泊場所まで訪ねて見送りをする。
トランプ大統領が5月に訪日すれば、ちょうど即位した徳仁日王が会う第1号国賓になる可能性が高い。日経は「日本とアメリカ政府が今後、具体的な調整に入る」とし、「(米国大統領の忙しいスケジュールなどを勘案すれば)場合によってはトランプ大統領がG20に合わせて一度だけ訪問する可能性もある」と予想した。
日本国内では安倍総理がなぜトランプ大統領国賓招待に執着するのか、について様々な分析が出ている。日経は「米日関係を国政運営の求心力として活用したい考えのため」とし、「特に来年初めから本格化する両国間の貿易協定交渉の摩擦を減らすための意図もある」と報道した。
特に来年7月には安倍内閣の命運がかかった参議院選挙が予定されている。安倍総理が2021年9月までの総理任期を正しく遂行できるかがかかった最大の峠だ。このために「「戦後日本外交の総決算」を最大の課題に掲げている安倍総理が参議院選挙に先立ちトランプ大統領を招待して自身の外交的影響力とリーダーシップを国民にアピールしようとしている」という解釈も出ている。
日本は習近平中国国家主席の国賓招待も推進している。日本メディアはそれで「習近平主席より先にトランプ大統領を招待したいのが安倍総理の胸の内」とも分析する。
この様な安倍総理の姿勢について「日王の即位を政治的に利用するもの」という批判も続いている。日経もこの日、「トランプ大統領の国賓訪問実現が日王の政治的利用という批判をされないように注意しなければならない」と厳しい忠告をした。
朝日新聞によれば1989年、明仁日王即位当時は日本政府が「韓日関係の進展」を掲げて当時の盧泰愚(ノ・テウ)大統領の1号国賓招待を決めた。しかし、政治資金スキャンダルのリクルート事件で竹下登総理がその年6月に退陣し盧大統領の訪日は延期された。このため、その年10月に訪日したジンバブエ大統領が初めての国賓になった。
東京=ソ・スンウク特派員
ソース:中央日報(韓国語) 来年5~6月トランプを日本に二回呼ぶという安倍、なぜ?
https://news.joins.com/article/23182224