フランス暴動の大義を高須院長が辛辣コメントで一刀両断 あれは単なる暴力行為だ
──フランスで燃料税引き上げに反対するデモ行動が広まり、マクロン大統領は増税の延期を決めました。
高須:あれはデモではないよ。暴動だ。単なる暴力行為。どんな思想があろうと、どんな目的があろうと手段が間違っている。そして、それに屈するフランス政府もけしからん。本来なら制圧すべきだよ。
国家は国民の家なんだよ。だだをこねて暴れる子供を甘やかしていたら、家庭が間違いなく崩壊する。家族の長は暴れる子供を抑えつけてでも鎮めなければならない。フランスもそう。マクロン大統領は自分の権限で暴徒を鎮圧すべきだったと思うね。
一度、暴力に屈してしまうと、もはや政府や大統領は存在意義を失うんだよ。政府が何をしようが、大統領がどんな話をしようが、市民と呼ばれる暴徒が街に火をつけたら、すべてがひっくり返るというありえない状況を生み出してしまったんだからね。 そんなもの国家でも何でもない。単なる無政府状態だ。ナポレオンのような1人の力で世の中を治めることができる英雄が現れない限り、フランスは暴徒の思うがままの状態だね。悲しいよ。
(略)
──つまり、このデモは市民運動などではない、と。
高須:そう。日本でも、今回のフランスの暴動を見て、「市民が政治を変えた!」なんて喜んでいる人もいるけど、信じられないね。あれのどこが市民なんだ。何が政治を変えたというんだ。よくもあんな破壊行動を支持できたものだよ。恐ろしい。
でも、日本はフランスに比べて、本当にまともだと思うね。だって、ハロウィーンの夜に渋谷で軽トラックを横転させた犯人を群衆の中なら探し出して逮捕したっていうじゃないの。暴徒をしっかり取り締まってくれる素晴らしい国だよ。
──もしも、日本でフランスのような暴動が起きたら、どうなるでしょうか?
高須:法律に従って粛々と犯罪者を取り締まるだけ。もちろん、犯罪行為に及ばない正当なデモであれば続ければいい。とてもシンプルなことだと思うね。 そして、暴力によって政治をどうこうしようという考えが間違いだということを今のうちからしっかり知らしめておくことも重要だ。フランスの暴動を見て、「日本でもやれ!」なんて言っている人がいたら、それは危険人物だ。そこはちゃんと言っておきたいね。