朝日新聞の元幹部らが安重根を称える会を東京で開催したと判明 どこが平和だ!とツッコミ殺到
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10日夕、東京・銀座の韓国料理店で開かれた追悼会は、日本では珍しい集まりだった。日本の初代韓国統監・伊藤博文を射殺した安重根(アン・ジュングン)義士をたたえる人々が韓日両国から集まったものだ。日本で安重根義士の平和精神を伝える活動をしてきた日本人十数人がマイクを握り、安義士が広めようとしていた平和思想の重要性を力説した。
朝日新聞ソウル支局長を務めた小田川興氏は「安重根義士は100年前に国連の思想を提示しており、21世紀の今でも尊敬している。北東アジアの情勢が変化する中、安重根義士のことを学ばなければならない」と述べた。東京に住むA氏は「安重根義士の平和思想に関する本を書いている。日本の極右勢力が攻撃してくるかもしれないが、その志を広く知らせたい」と語った。
安重根義士の遺骨を発掘するため、1990年代から何度も中国を訪れている行徳哲男氏は「遺骨を見つけるため百方手を尽くしたが、まだ見つかっていない」と残念がった。行徳氏は「安重根義士がすぐに処刑されていなかったとしたら、躍動感あふれる筆で文字を多く残していただろう」と、自ら書いてきた作品を参加者たちに配った。
法政大学の牧野英二教授は、安重根義士の「東洋平和論」をドイツの哲学者カントの「永久平和論」と関連づけて解釈し、注目されてきた人物だ。牧野教授は「哲学者の立場から安重根義士の平和思想を研究し、韓日関係をより近くするのが目標だ。安重根義士に関する遺稿をさらに発掘し、韓国に返すことが使命だと考えている」と述べた。
日本の生徒たちに「安重根の思想」を教える教師も2人出席した。高校で英語を教えている豊住伸治氏は、韓国語で「映画俳優アン・ソンギさんが出ている韓国映画がとても好きだ。安重根義士の志を知り、日本と韓国の若者たちが頻繁に交流すれば、両国は互いに理解し合える」と言った。十数年前から全州の学校との交流で韓国をよく訪れている中学校教師の鈴木仁氏は「若い世代が安重根義士の平和思想を共有することが重要だ」と語った。
日本人に向けて安重根義士の思想についての講演をしている木谷道宣氏は、40年前に韓国に初めて行った時、偶然出会った韓国人から安重根記念館にぜひ行ってみなさいと言われたという。それ以降、200回以上も韓国を訪れているが、そのたびに安重根記念館に欠かさずに立ち寄り、「韓国が早く統一されるよう願っている」と言った。
安重根義士崇慕会の理事長を務めている金滉植(キム・ファンシク)元首相は安重根義士の官選弁護士だった水野吉太郎が「安重根のことを考えるといつも涙が出る」と言ったことに言及した時、自らも目を潤ませた。金滉植氏は「機会あるごとに、日本に安重根義士の高貴な志をきちんと伝え、韓日両国が平和と繁栄の時代へと進めるようにしたい」と述べた。
同日の会に先立ち、金滉植氏、カン・ドクキ元ソウル市長職務代理、李泰鎮(イ・テジン)ソウル大学名誉教授ら約20人の「安重根義士崇慕会」会員たちは9日、宮城県内の大林寺で主管する安重根義士追悼法要に出席した。同寺には安重根義士を尊敬した旅順刑務所の看守・千葉十七の墓があり、安義士の「為国献身軍人本分」(国のために献身するのは軍人の本分である)という石碑が建っている。
東京=李河遠(イ・ハウォン)特派員
ソース:朝鮮日報/朝鮮日報日本語版<「安重根の平和思想、韓日の青年たちに伝えたい」 銀座で追悼会>
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