【画像】 販売停止になった「有害無罪玩具」を描いた漫画、「考えさせられる」と話題にwwwwww
有害無罪玩具館へようこそ――販売停止になった玩具を集めた博物館の創作漫画がTwitterで注目を
集めています。さまざまな有害指定された架空の玩具を体験していく漫画で、それらはどれも不思議な
だけでなく心を揺さぶる内容です。
イントロダクションとして登場するその特殊なしゃぼん玉は、吹いて形になると膜が神経網になって動き出す、
名前通りの“生きているしゃぼん玉”です。それは人魚のような見た目で漂い、笑ったり踊ったり、
記号を覚えさせたりもできますが、普通のしゃぼん玉同様にすぐに割れて死んでいきます。そしてそれに対し、
「これは生命の死を楽しんでいて、道徳上良くないのではないか?」
「ペット同様それが寿命では?」
「自我や知性があるからって生命と呼んでいいのか?」
「そもそも自我や知性とは何か?」
といった議論が生まれ、結局のところ結論が出る前に販売中止に。このように明確な理由無く世に出なくなったものが、
「有害無罪玩具」としてこの博物館に集められています。上記のしゃぼん玉を生命とするなら、“ソレ”がはじけた
液は死骸なのかどうか。「あなたはどちらに感じられますか?」という館長の質問の答えは……。
もし、少し先の未来が見えたら――というのは誰しもが考えたことがあると思いますが、次に登場するのは
「0.5秒後の未来が見えるメガネ」です。絶対にジャンケンに勝てるようになるし、危険だって察知できる。
しかし、“自分の動き”が予知され、それが像として見えるというのは、思わぬ脳の混乱を引き起こします。
ちなみに同漫画は、作者のチラシのウラ(@KurumaYoi)さんが自身のWebサイトで公開しているもので、
そんなWeb漫画ならではの仕掛けもあります。特に「万能デザイン人形」はちょっと衝撃的で、全ての人にとって
“最も好ましいデザイン”に感じさせる人形がなぜ販売停止になったのかを独自の表現で描いています。
チラシのウラさんは、他にもさまざまな漫画をWebサイトで公開しており、8月18日には、かつて人に作られた
不死の人魚が登場する『金魚の人魚は人魚の金魚』(97ページ)が完結。また、無限の時間の中で生きる
『虚数時間の遊び』などは雰囲気やラストが情感にあふれていたりと、作品によって受ける印象が違うので、
気になった人はモーメントにまとめられている漫画10本を上から読んでみるといいかもしれません。