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安田純平の家族を批判することは絶対に許されない、と記者が断言 自己責任論は的外れだ

   


1:(^ェ^) ★:2018/08/07(火) 18:14:01.63 ID:CAP_USER9

https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20180807-00092134/

(略)

 安田さんについては「何度も拘束されているのに、懲りずに危険地に行って拘束されて自業自得だ」という批判がよくあるが、これについても、誤解や誇張がある。紛争地取材において、数時間や数日、現地の治安当局や武装勢力等に拘束されること自体は、よくあることだ。厳しい環境下での取材を続けてきたジャーナリストなら、一度や二度は経験するものである。一部、ネット上で指摘されている安田さんの「イラク・バグダッドでの拘束」も、こうした些細なものにあたる。問題は、拘束された上に犯行グループの要求のための人質とされるケースであるが、2004年4月にバグダッド西方のアブグレイブ近郊で安田さんが地元武装勢力に拘束された件は、厳密に言えば「人質事件」ではない。現地武装勢力は日本側に具体的な要求をすることもなく、誤解で拘束したことを認め、安田さんに謝罪し解放した*。日本政府は安田さん解放のための身代金を支払っていないし、イラクから帰国するまでの飛行機代やホテル代も安田さんは自身で精算している。こうした経緯を踏まえないで、安田さんを批判することは不当であろう。

*安田さん著書『囚われのイラク―混迷の「戦後復興」』、『誰が私を「人質」にしたのか―イラク戦争の現場とメディアの虚構』を参照。

 シリアで拘束される数カ月前の安田さんのツイートもバッシングの的となっているが、こちらも、その経緯を配慮する必要がある。

 安田さんに批判的な人々は、このツイートを元に、「安田さんが自己責任で現地に行っているのだから、彼を助ける必要がない」と主張している。このツイートでの「パスポート没収」とは、シリア取材を計画していたフリーカメラマン杉本祐一さんのパスポートを、外務省が首相官邸の意向を受け、強制返納させた事案。海外の各主要メディアや国連の「表現の自由」特別報告者も問題視した報道の自由への弾圧である。安田さんは杉本さんとも面識があり、この件について憤っていた。

 本件についての安田さんの憤りは、ジャーナリストとして、極めて健全な反応である。また、ツイートをそのまま読めばわかるように、安田さんが自己責任論者というよりも、紛争地に取材に行くことが「自己責任」だと主張する人々は、その「自己責任」に国家権力が介入することへも批判しないといけないのでは、という問いなのである。

 いずれにせよ、今、安田さんは困難な状況の中にあり、それでなくても辛い思いをしている安田さんのご家族を、バッシングでさらに追い詰めるようなことは許されない。また、政府を批判していたからとの理由で、当人の人権や命が取捨選択されることも絶対にあってはいけないことだろう。

〇安田さん解放の可能性を信じる

 それにしても、家族から引き離され、囚われの身での3年は、あまりに長い。一部報道では、安田さんが精神的に追い詰められているとの証言や分析もあるが、筆者の知る安田さんは、逆境にもうまく適応していく、精神的に非常にタフな人だ。今も安田さんが元気でいることを信じたい。筆者自身、安田さん解放のため、何をすべきなのか、また何をすべきではないか、今なお、迷いがあるのが正直なところではあるものの、安田さんがまた日本の土を踏めることを切に願っている。

(了)

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