北朝鮮が『米国に”致命的な証拠”を掴まれて』破滅確定な状況に突入。米朝合意を守る気はなかった
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180701-00000027-jij_afp-int
【AFP=時事】米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は6月30日、米当局者の話として、北朝鮮が核兵器の備蓄数と製造施設の一部を米国に隠蔽(いんぺい)している可能性があると報じた。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は先月12日にシンガポールで行われた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長との米朝首脳会談後、「もはや北朝鮮の核の脅威はない」と高らかに宣言していた。
しかし、米朝首脳会談後に集められた証拠には秘密の製造施設の存在や核兵器製造を隠匿する技術の進展が示されているとともに、北朝鮮が米国との約束に反して核計画を継続するつもりであることも示唆されているという。
一方でNBCニュース(NBC News)は先週末、北朝鮮がここ最近、複数の秘密施設で兵器用の核燃料を増産していると初めて報道。
NBCニュースは情報筋の話として、北朝鮮は核兵器を放棄せず、米政府からできるだけ譲歩を引き出そうとしていると指摘。また、情報当局者の話として「北朝鮮が核兵器の備蓄数を減らしたり、製造を中止したりした証拠は一切ない」「北朝鮮が米国をだまそうとしている明白な証拠がある」と報じた。
秘密施設の存在を伝える報道が明るみに出た一方で、北朝鮮が公に存在を認めているウラン濃縮施設は寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)にあるものだけだ。
専門家らは、米政府がもっぱら寧辺にだけ焦点を合わせ、存在が判明している秘密施設を無視したいいかげんな取引に応じてしまうのではないかと懸念を示している。
マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は金委員長が非核化に真剣であると主張する一方、核廃棄の約束の詳細を詰めるため、金委員長と会談する意向も示している。【翻訳編集】 AFPBB News