文在寅を苦々しく思う米国に『韓国人が”想定外の反応”を返して』世界が騒然。嫌われている理由を理解できない
5日に米国務省で会見が行われた際、ある記者が「韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が(米朝首脳会談が開催される)シンガポールに行き、トランプ大統領、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と3カ国首脳会議をしたいと言っているそうだが、本当にそうか」と質問したところ、ナウアート報道官は「私の知る限りでは話題になっていない」「韓国政府に確認してほしい」と回答した。米国の政府関係者が「韓国政府に聞け」という趣旨の言葉を使うとき、これは米国政府として韓国の動きを苦々しく思っていることの表れだ。
文大統領は韓国、北朝鮮、米国の首脳が一つの場所で顔を合わせ、6・25戦争(朝鮮戦争)の終戦宣言を行うことに強い意欲を示し、実際に強く推進してきた。文大統領は4月に行われた南北首脳会談直後のトランプ大統領との電話会談で、米朝首脳会談の会場として板門店を強く推薦した。板門店で米朝首脳会談が開催され、直後に南北米首脳会議を開くことで、3人の首脳によって終戦宣言が行われることを期待していたのだ。しかしトランプ大統領は米朝首脳会談の会場としてシンガポールを選んだ。トランプ大統領は米朝首脳会談が近づく中で終戦宣言を議題の一つにする意向も示しているが、これに文大統領が加わることについては何も語っていない。文大統領が米朝首脳会談の当事者になろうとすることについて、トランプ大統領はどうも乗り気ではないようだ。
文大統領は6月12日に予定されている韓国の統一地方選挙では期日前投票まで計画し、トランプ大統領が自らをシンガポールに招待することを心待ちにしている。米朝首脳会談を前に韓国大統領府の関係者もシンガポールに滞在しているが、これも文大統領のシンガポール行きに備えて準備をするためだ。韓国政府のこのような動きが誰の目にもあからさまになったため、米国務省の会見でも話題になったのだろう。
文大統領は北朝鮮の核廃棄については「米朝で解決すべき問題」として一線を画してきた。韓国国民の生死が懸かった核問題だが、文大統領がこれに一定の距離を置いているのは間違いない。しかしその一方で北核が廃棄されれば当然話題となるであろう戦争終結問題を前倒しで宣言する政治的イベントについては、文大統領はことのほか強い愛着を持っている。たとえ終戦宣言をしても北核が廃棄されなければ、過去の南北基本合意書などと同じく実際は何の意味も成さないはずだが。
それでも終戦宣言だけを本当に前倒しで行うのであれば、これに韓国の大統領が加わるのは当然のことだ。しかしトランプ大統領は独占欲が非常に強く、自らの功績を他人と分け合うことを嫌う。しかもトランプ大統領は自国で特別検察官から捜査を受けかねない状況にあり、それを米朝首脳会談というイベントで打開したい考えも持っている。そう考えると米朝首脳会談という功績をトランプ大統領が他と分け合うことなどやはり考えられない。いずれにしても米朝首脳会談では北核廃棄に向けた実質的な合意を引き出さねばならない。そのため終戦宣言というあくまでイベント的で副次的な問題ばかりが注目され、それによって北核合意という焦点をゆるがせにするようなことだけは絶対にあってはならない。
ソース:朝鮮日報/朝鮮日報日本語版【社説】文大統領のシンガポール入り巡る韓米間の不協和音
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/06/07/2018060701125.html
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https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1527723862/