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韓国人記者が『韓国社会は頭がおかしい』と絶叫する珍事が発生。韓国人は事実には興味がないのだ

   


1:蚯蚓φ ★:2018/06/07(木) 16:13:03.46 ID:CAP_USER

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 今年4月に封切られた映画『あの日、海』は貨客船「セウォル号」が沈没した原因の解明を目指したドキュメンタリー映画だ。インターネット放送「ナヌン・コムスダ(私は小ざかしいの意、通称ナッコムス)」の一人のメンバーが製作した。この映画は「徹底してファクトのみに基づいた事故原因の再構成」を目指したそうだ。ナレーションを担当したある俳優は映画の後半に低い声で「沈没原因は左側のアンカー(いかり)だ」と語った。船のアンカーが原因不明の理由で海底に引っ掛かり、船全体が一気に傾いて沈没したというのだ。映画の製作者が過去に主張した内容そのままだ。

 これはいわゆる「セウォル号アンカー沈没説」と呼ばれている。事故当時、セウォル号は予定された航路よりも島近くを航行していたが、船から降ろされたアンカーが水深の浅い海底面に引っ掛かり、船がバランスを失ったというのだ。ただそれだとアンカーを誰がなぜ下ろしたのか、あるいは沈没は誰かが意図して行ったのかといった疑問が残る。映画はこの根本的な疑問には何も答えず「政府が解明せよ」と言いたいのだ。この映画は封切りから1カ月で50万人以上の観客動員を記録した。

 この主張が虚偽であることは先日明らかになった。公開されたセウォル号船体の内部を見ると、アンカーを下ろす装置には鎖やロープがしっかりと固定されていた。もちろん少しでも常識があれば「アンカー沈没説などあり得ない」と考えるのが普通だ。ところがこの国ではこのような非常識が大きな力を持つ。「潜水艦衝突説」なるものもあった。これは「アンカー沈没説」よりも幅広く信じられた。あるテレビ局がこの潜水艦衝突説を特集で取り上げると、ある有力政治家は「これで真実は明らかになった」と語った。しかし今月初めに横倒し状態のセウォル号が立てられると、船体の左側に外部と衝突した痕跡はなかった。セウォル号沈没という悲劇にコメディーレベルのデマが最後まで付いて回ったのだ。

 セウォル号沈没を取り扱ったもう一つの映画『ダイビング・ベル セウォル号の真実』が5月24日に封切られた。監督は4年前にも『ダイビング・ベル』という映画を製作した人物だ。沈没直後に救助作業が行われていた当時、ダイビング・ベルは潮の流れが早い海では役に立たなかったが、監督は「ダイビング・ベルが使われなかったので救助が失敗した」とする陰謀論を主張した。世界のどこの国に意図して人の命を救おうとしない政府があるだろうか。あり得ない考え方や発想が今も常識以上に強い影響力を持っているのだ。

 もちろんどこの社会にもデマはあり得るだろう。しかしそれが間違いと分かれば謝罪するのが普通だ。ところが韓国社会ではデマを主張した人間の方が逆に「もっと詳しく調べよ」と堂々と声を上げる。彼らは最初から「ファクト」には関心がない。全国教職員労働組合(全教組)の教師たちは自分たちの勝手な主張を集めて生徒たちに教えている。本来デマというものはひそかに広まるものだが、韓国では映画館で上映され、学校で堂々と教えられている。現職の海洋警察庁長は幹部らと共にアンカー沈没説を主張する映画を団体で観覧したそうだ。これもまた一つのコメディーだ。

アン・ソクペ論説委員

ソース:朝鮮日報/朝鮮日報日本語版【萬物相】常識ではなく非常識を信じる韓国社会のコメディー
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/06/06/2018060600686.html

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