朝鮮半島DMZの『想像を絶するアホな光景』を海外メディアが全世界に拡散。とんでもない平和ボケぶりを露呈
韓国・38度線ビーチ(CNN) 韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯(DMZ)の近くでサーフィンを楽しみたいと思うなら、 まずは有刺鉄線をくぐり抜ける必要がありそうだ。
北朝鮮国境へと続く海岸線の大部分は軍事要塞(ようさい)化されており、柵が張り巡らされ、監視カメラが設置され、監視塔がにらみをきかせている。
しかし、この地域は韓国でも有数の良い波が立つ場所でもある。韓国でもサーフィン人気が高まりつつあるが、軍事要塞のなかにサーフィンに熱心な人たちの共同体が誕生した。
イ・ヒョンジュさんが運営する「サーフィー・ビーチ」はDMZから約70キロ離れた場所にある。
海とは有刺鉄線がついた高さ約2.4メートルのフェンスで隔てられている。イさんによれば、毎朝、兵士がゲートの鍵を開け、利用者が海や浜辺に行けるようになるという。
大きな嵐の後などは、北朝鮮のたばこのパックやペットボトルが海岸に打ち上げられるという。
イさんによれば、この海岸は2015年まで民間人には解放されていなかった。イさんがパートナーとともに軍や地元当局と交渉を行い、事業を行うことを認めてもらったという。
海岸では、ライフルを担いだ兵士の集団がパトロールも行っている。北朝鮮による侵入の脅威を食い止めるための措置だ。
1996年には北朝鮮の潜水艦が江陵市近くで座礁する出来事があり、潜水艦の乗組員が上陸したことで、韓国軍兵士や民間人に犠牲者が出た。2010年には北朝鮮軍が韓国・大延坪島(テヨンピョンド)を砲撃し、海兵隊員2人と民間人2人が死亡している。
ただ、南北間の緊張緩和に対する幅広い支持は、この海岸にも広がっているようだ。
ソウルでヨガのインストラクターをし、毎週のように海岸を訪れるというクォン・ミンジュさんも「以前は、北と友達になれると感じたことは一度もなかった」としながらも、現在は北朝鮮をとても身近に感じると語ったサーフィー・ビーチのような観光業者も、南北の平和が長く続くことを願っている。イさんは、もし平和条約が結ばれたら、海岸にある軍事基地や有刺鉄線も使う必要がなくなり、観光業にとっても、より多くのチャンスに結び付くかもしれないと期待を寄せる。
イさんには、秘めた野望もある。いつか、DMZの北側でサーフィンすることだ。「我々はいつも、北朝鮮に行くことを話し合っている」と力を込めた。
画像:柵や有刺鉄線が設置されている南北非武装地帯(DMZ)の海岸


