朝日新聞の宮内省叩きが『専門家に嘘だと断定される』凄絶な情勢に。どっちを信じればいいんだ?
宮内庁のロールスロイス・コーニッシュは本当に修理できない?
2018/05/03 12:25 byクリッカー編集部
https://clicccar.com/2018/05/03/586453/
朝日新聞は宮内庁で所有している1991年式ロールスロイスのコーニッシュIII(スリー)について「修理出来ず頭を悩ませている」というニュースを流した。
参考ソース
4千万円の宮内庁オープンカー、走行困難に 使用は2回:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL4Y5GRTL4YUTIL019.html
クルマの知識を全く持たない人なら信じるかもしれないけれど、ロールスロイスといえば「壊れない」ことを伝統としてきた由緒あるメーカーである。
真っ先に意見を聞いてみたのはロールスロイスを専門に扱っている『シーザートレーディング』の宮本代表。「この件でいろいろな人から連絡を受けています。結論から書くと、1990年と1991年のコーニッシュは生産台数が多く、部品もロールスロイスの中で最も豊富に出回っています」。
日本に無くても、アメリカやイギリスに問いあわせれば必ずあるとのこと。また、シーザートレーディングで販売するロールスロイスの整備を受けているのは、かつて今回話題になっているコーニッシュそのものを手がけた人だという。「直せないということは100%無いと断言出来ます」(宮本代表)
中略
朝日新聞がどういった方向に持って行きたかったかは不明。「4000万円も出して2回しか使わずスクラップになりそう」という問題提起なのか、はたまた「違う車両を購入したいための下地作り」なのか理解出来ない。いずれにしろ修理出来ることはロールスロイスの詳しい皆さんが断言している。
前出の宮本代表のところには「修理代金くらい有志で集める。何とか出来ないのか」という声も届いているという。宮内庁のコーニッシュ、新しい天皇陛下のパレードに使うとか使わない関係無く、せっかく持っている車両なのだから稼働出来る状態にしたらいいと思う。
(国沢光宏)