週刊文春が『日本版MeTooの致命的な問題点』を暴露してしまった模様。ジャニーズの時だけ態度が違う
なぜ#MeToo運動はジャニーズ事務所やTOKIO山口達也には文句を言わないのか?(抜粋)
当然、そのような立場ある芸能人が力関係が相対的に弱い女子高校生を呼び出して強制わいせつにいたるわけですから、さぞかし #MeToo 界隈も盛り上がっているのかと思ったらお通夜のように静かなわけです。海外メディアで雨傘もって写真に納まっている人も、赤い #MeToo パネル持って声を張り上げてこいたおばさんがたも、なんでこんなに静かなんでしょう。
そもそも #MeToo 運動は米ハリウッドの映画産業で強い立場にあったワインスティーン氏の、ちょっと異常とも言える女性への迫害に声を上げられなかったということで勃発した社会運動のはずです。セクハラは良くないですよね。これはこれで大事なことだし、日本でもBuzzFeedが中心になってあれこれ頑張っていたので、何かするんじゃないかと思うじゃないですか。ジャニーズ事務所の大物タレントがやらかしたセクハラなんだから、#MeTooパネルどころか、でっかいうちわとか、火消しが振り回すまといみたいなのも動員して、ノボリ背負ってパレードでもやるのかと思って期待してみていたのに、記者会見も特になく、デモ行進するでもなく、ネットに溢れる声は「イケメン無罪」とか「憔悴している山口さん可哀想」などと話が違う。全面的にだ。そもそも、文科事務次官として天下り斡旋のかどで辞任した前川喜平さんは「出会い系バーで視察・見学」と称して素敵な店舗に出入りしてもそうお咎めない一方、同じくセクハラをやらかした財務省事務次官の福田淳一さんは容赦なくぶっ叩かれて、いまや財務省なんか解体して歳入庁でいいんじゃないかとまで言われる始末ですよ。
みんな、党派性が強すぎるんじゃないですか。立場を利用してセクハラして騒ぎを起こしたのがみんな組織の責任に帰するというのならば、山口敬之さんのいたTBSも文部科学省も財務省もジャニーズ事務所もみんな等しく #MeToo運動に監督責任を問われて建物の前でデモを打たれたりピンポンダッシュに遭ったり黄色いペンキがぶちまけられるべきなんですよ。
http://bunshun.jp/articles/-/7287