『このまま日韓関係が破綻するとマズイ』と韓国専門家が”文在寅の反日”に抗議。もう少し反日を延期するべきだ
先月10日(現地時間)、突然1通の電子メールが届いた。「私たちは同盟を愛しています!」というメールカードには「バレンタインデー・ボウリング・イベントにご参加ください。14日、ホワイトハウスのボウリング場で会いましょう」と書かれていた。
米ホワイトハウスにボウリング場があるという話も初耳だったし、背景にハートが描かれた、ややセンスが古い電子メールカードも怪しい感じがした。最初は迷惑メールかと思ったが、よく見ると招待者は米国務省のヘザー・ナウアート報道官だった。
数多い米国の同盟国の記者の1人として招待されたと思い、特に期待はしていなかった。ちょうど韓国の旧正月(今年は2月16日)期間の始まりで、貴重な連休初日に仕事をしなければならないと思うと、面倒くさいとも感じた。
イベント当日、ホワイトハウスの前に集まったのは韓国と日本から来た記者・外交官数人だった。そして、会場には国務省はもちろん、米国家安全保障会議(NSC)職員もいた。
「なぜ韓国と日本の関係者だけを招待したのか」と聞くと、国務省関係者は「一番親しい同盟国ではないか。イベント主催者が国務省東アジア・太平洋局だからだ」と答えた。しかし、同局の管轄には台湾・フィリピン・オーストラリアなどほかの同盟国もある。
一行が向かったのはホワイトハウスの地下に設けられた「トルーマン・ボウリング場」だった。トルーマン元大統領時代の1947年に作られたもので、レーンが2本あった。ボウリングをしながらオフレコを前提に国務省やホワイトハウス関係者らが対北朝鮮政策について簡単な説明をした。
この場であらためて感じたのは、少なくとも安全保障問題においては韓国と日本の利害関係はかなり一致しているということだ。北朝鮮の核・ミサイル問題と関連して韓国と日本の記者たちが次々と質問しても、事実上の観点の違いをほとんど感じられないほどだった。
米国務省は翌日、ツイッターにイベントの写真を掲載、「韓国と日本のメディア・外交官の友人たちとホワイトハウスでボウリングをした」と投稿した。それだけ韓米日が一緒にいる姿を見せたかったのだろう。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は今年の三一節(独立運動記念日)式典あいさつで、慰安婦問題について「加害者である日本政府が『終わった』と言ってはならない」「戦争の時期にあった反人倫的人権犯罪行為は終わったという言葉で覆い隠されることはない」と日本政府を批判した。韓国大統領としては十分、口にできる言葉だろう。
しかし、歴史問題で日本を批判しても、安全保障問題に立ち返れば結局、韓日は互いを頼り合うことになる。世界のどこを見ても2018年の現時点において日本と韓国ほど北朝鮮の核問題で深い悩みを共有している国はない。これはホワイトハウス・米国務省の記者会見だけでなくホワイトハウスのボウリング場でも確認できたことだ。
対立する時は対立するにしても、台無しにしてはならない。少なくとも北朝鮮の核・ミサイル危機が解決するまでは日本からさらに遠ざかってはならない。
2018/03/11 05:08
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