『記事を批判されたら記者の心が折れる』と朝日編集委員が弱音を吐きまくり。反省の色は特にない模様
司馬遼太郎賞を受賞して
2018年2月16日、東京・有楽町の読売会館で、奥山俊宏
一部抜粋
最後に、私は、産経新聞の元記者の名を冠した賞を、読売新聞のホールで、岩波書店から朝日新聞の記者が出した本が受賞するというのも、一つの栄誉だと思っています。
司馬遼太郎記念財団の上村洋行(うえむら・ようこう)理事長から「ジャーナリズム分野で今回初めて(授賞作が)出たことを大変喜びたい」とご紹介いただきました。
今回の賞の選考委員のお一人、後藤正治(ごとう・まさはる)先生からは次のような言葉を頂きました。「司馬さんは新聞記者の出身でした。この受賞は、いま厳しい時代にあるジャーナリズムへの『元気を出してくれ』というメッセージだとも思います。」
私が考えますに、新聞も雑誌もテレビも、もともとあった大手マスメディアはいま、かつてない逆風にさらされています。だれもがスマートフォンを使ってインターネットに接続してそのコンテンツを気軽に手軽に見ることができるようになりました。既存のマスメディアの影響力は昔に比べるとずいぶん下がってきています。そして、そのことはそれぞれの報道機関の経営状況の悪化にもつながっています。また、さまざまな批判、ときには誹謗中傷にさらされることが多くなってきているということも実感しています。なかなか元気が出ない。萎縮してしまう。心が折れてしまう。というようなことも多くの記者たちが経験しているところだと思います。
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