平昌五輪で検索した韓国人記者が『思わず茫然自失に陥る』喜劇が発生。日本人の辛辣な反応に直面
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▲日本市民が「ヘイトスピーチ」に反対するポスターを持ち上げて見せている
「日本人は韓国人だけ自分の下と考えます。日帝時代、いや豊臣秀吉の時からそうでした。これは直接体験しなければ分かりません。」
最近、夜の席で会った在日同胞2世が言ったことだ。豊臣秀吉の話まで出て、日本に生まれて70年以上生きてきた彼の話をうわのそらで流すことはできなかった。
在日同胞が体験した日常的な差別と苦痛は当事者でなければ分からない。別の在日同胞は「日本人の『腹いせ』対象が日本社会の中の力のない人、特に在日同胞」と言った。
在日同胞は日本の植民地支配と南北分断の苦痛を誰よりも痛感してきた人々だ。そのため平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの意味は格別なようだった。本国に平和と統一の火種がよみ返るように願う心が伝わってきた。しかし、韓国と平昌冬季五輪に対する日本社会の冷たい視線に対する憂慮がより大きく見えた。
実際、最近の平昌冬季五輪をめぐる日本政府と一部メディアなど日本社会の対応は偏向している印象を消すことができない。北朝鮮核・ミサイル開発による日本の危機感や対北朝鮮圧迫政策だけでは説明しにくいことが少なくない。
日本政府は「韓半島有事」を想定した対応策や関連言及をメディアを通じてろ過なしに送りだしている。訪韓前から安倍晋三総理がムン・ジェイン大統領に韓米聨合軍事訓練の早急な実施を要求するなど遠慮なく公言した。
一部のメディアでは「万一の場合」とし、平昌を狙った北朝鮮ミサイル攻撃を堂々と論じるなどオリンピック開幕直前までも危機論をあおりたてた。
韓国の一部保守団体のデモを繰り返し紹介もした。保守指向の読売新聞は去る12日付で北朝鮮応援団が使った男性仮面を報道しながら最初から「キム・イルソンが200人」というタイトルをつけた。
インターネットはもっと深刻だ。YouTubeで「平昌五輪」を検索したら茫然自失することになる。韓国は北朝鮮の操り人形、平昌は韓国民にも無視されて直ちに滅びるようだ。「ヘイトスピーチ(差別・嫌悪発言)」に抵触する単語だけは使っていないが、「韓国嘲弄」と「嫌韓感情」があふれ出る。
問題はこの様な退行的認識が一部のネチズンを越えてテレビ放送や出版などメディア全体に広がっていることだ。
去る11日、フジテレビに出てきたあるパネリストは「大阪に北朝鮮テロリストが大量に潜伏していて危険だ」と言った。大阪には在日同胞がたくさん暮らしている。
この様な状況で日本社会が平昌冬季五輪を契機に韓半島が瀕した状況を真剣に調べることを期待するのは当初、無理だったかもしれない。日本の政治学者、白井聡は<永続敗戦論>で日本の保守勢力が1945年の敗戦後、米国に深く屈服する反面、挫折したナショナリズムのストレスをアジアで全力をつくして敗戦を否認する方式で解いていると分析した。彼はこの様なねじれが日本と周辺国に実質的な危険を呼んで破局を呼ぶかも知れないと警告した。
日本は戦後70年過ぎても、過去の侵略と植民支配に対する責任をきちんと負っていない。逆に歴史・領土の歪曲主張を強化し、「戦争可能な国家」に向かう改憲を急いでいる。何でもけちをつけて「在日同胞のせい」と攻撃しようとする動きは絶えることなく続くが、相当数の日本人はこれに無関心だ。
日本テレビのワイドショー進行者はオリンピック直前の韓国社会の「混乱した有様」を伝えながら「韓国社会の閉塞感」を原因とした。最近、日本の過度な「韓国たたき」が敗戦後の日本の「よじれ」、「閉塞感」の噴出と言ったら偏向しているというだろうか。
東京|キム・ジンウ特派員
ソース:京郷新聞(韓国語) [キム・ジンウの東京リポート]日本の過度な「平昌(ピョンチャン)たたき「
http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=201802131545011&code=970100
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