【画像】米カジノ大手会長「大阪に1兆円投資してごっつデカいカジノ建てるわ。地下鉄伸ばす金も出したる」
https://mainichi.jp/articles/20180207/ddn/008/020/010000c
MGMリゾーツ・インターナショナル会長のジェームス・J・ムーレン氏
米カジノ大手MGMリゾーツ・インターナショナルの
ジェームス・ムーレン会長兼最高経営責任者(CEO)は6日、
毎日新聞のインタビューに応じ、「日本ならではのIR
(カジノを含む統合型リゾート)を実現するには投資額は1兆円近くになる」と述べ、
大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)で構想されるIRに
1兆円規模の投資を行う考えを示した。
また、2024年開業を目指す夢洲への大阪市営地下鉄中央線の延伸計画についても、
費用の一部負担に応じる考えを示した。
ムーレン会長は、IR内に設ける国際会議場などの施設は
15万平方メートルの規模を目指し、カジノの面積は全体の2%以下に抑える、
との青写真を明示。「日本の伝統文化を紹介し、世界的な著名人を呼べる
大規模施設を設け、国内と海外の観光客の両方を呼び寄せる場所にしたい」と語った。
同じ夢洲が舞台となる25年の国際博覧会(万博)の誘致計画については
「関西全体の経済的な繁栄に向けて、非常に重要な触媒になる」と評価。
MGMがIR事業者に選定されれば「政府と協力しながら、(会場建設費を含めた)
インフラ開発について検討を進めたい」と述べた。
また、夢洲への地下鉄延伸計画について、「日本のパートナーとともに
かなりの金額を使う準備ができており、適切なインフラ(鉄道網の整備)の開発費も含まれる」と
負担に協力する姿勢を示した。
MGMは米国や中国などで事業展開する世界有数のカジノ業者。
16年の連結売上高95億ドル(約1兆360億円)。