【漫画】犬マンガ「銀牙」、こち亀抜く!作者高橋よしひろ氏 200巻超え意欲!!!!!!!!
犬が人間のように話し、戦う独自の世界を描き続けて40年。
単行本通算133巻の「銀牙」シリーズを今も継続中で、最多記録の200巻を「俺が超える」と燃えている。
また全国各地では、愛犬を連れて初詣ができる神社がにぎわいを見せている。
「キャプテン翼」「キン肉マン」など人気作がひしめく80年代の週刊少年ジャンプ(集英社)で発表された「銀牙 ―流れ星 銀―」は、犬たちと人食い熊「赤カブト」の戦いなどを描いた異色作。
とりわけ、犬が高度な内容の会話をする場面が少年読者を驚かせた。
高橋氏は「最初はナレーションで犬の心情を説明したが、難しくなって、しゃべらせた」と当時を振り返る。
ネタにしたり、笑う読者もいた。だが、その衝撃は大きく「打ち切り寸前だった人気が一気に上昇した」そうで、アニメ化もされた。
“犬愛”の源流は、飼い犬と過ごした故郷秋田の少年時代にある。「冬には近所の人たちが村田銃で狩りをするような山村。猟犬が身近にいた」と懐かしそうに話した。
犬漫画は読者層が広い。ファンレターは「最初は少年が多かったが、途中から女の子が増えた。今はお母さんからも来る」という。
海外人気も高く、特にフィンランドなど北欧は熱狂的なファンがいる。
放送されるアニメが少ない事情もあるが、日本でいうドラえもんのような存在だ。「秋田犬に似た犬がいて、昔は猟師が熊を追うのに使っていたらしい。また、山の景色が似てるみたい」と人気が出る下地があったようだ。
犬を通し、人間を描いてきた。「リアルに犬の目を描く人も多いけどね、僕は目を人間の目にしている。その方が読者は親しめるような気がしている」と自己分析。また「クサいセリフも、犬ならすんなり心に入る」と、犬で人を描くメリットを強調した。
1976年に描き始めた闘犬の物語「白い戦士ヤマト」から、40年以上も犬を描いている。それでも「ちゃんと犬が描けるようになったのは最近」。
一方で「人を描くのが下手になった。人は服や髪型など、描かなければいけないことが多い。
犬は、その辺は楽でいい。服を毎回変えたりという苦労はない」と苦笑いした。
現在、週刊漫画ゴラク(日本文芸社)で「銀牙 THE LAST WARS」を連載中。
時代は流れ、犬たちは赤カブトの子孫の復しゅうを受ける物語を描き「中国や北朝鮮の脅威に対応する、今の日本を重ねることもある」と語る。
犬たちは応戦派、融和派に分かれており「攻められたら守らなくてはいけない。
でも報復の連鎖になる憂いもある」と感じている。
200巻で週刊連載を終えた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の秋本治氏(65)とは“同期”で、1976年のジャンプで「悪たれ巨人」で連載デビューした。高橋氏は「こち亀、俺が抜こうか!」とまだまだ犬を描き続ける。
▽「銀牙 ―流れ星 銀―」 週刊少年ジャンプで83〜87年連載。
熊犬(狩猟犬)の銀が人食い熊を倒すため、ともに戦う熱い男(犬)を探して旅に出る冒険熱血青春漫画。
友情、努力、勝利を重ねて成長する姿を描く。アニメ化され、海外でも放送。
北欧ではミュージカル化もされた。「銀牙伝説WEED」などの続編、番外編の「銀牙伝説 赤目」などがある。
◆高橋よしひろ 1953年(昭28)9月18日、秋田県雄勝郡東成瀬村生まれ。中学卒業後、愛知県の自動車工場に就職。漫画家を志して71年に上京し「下町弁慶」でデビュー。「銀牙 ―流れ星 銀―」のほか、闘犬が活躍する「白い戦士ヤマト」を76〜89年、月刊少年ジャンプで連載。「銀牙」で87年、小学館漫画賞を受賞。師匠は本宮ひろ志氏。
2018年1月3日 10:30
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/01/03/kiji/20180102s00041000152000c.html
★1:2018/01/03(水) 12:34:56.55
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1514950496/