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朝日新聞の黒歴史隠蔽が『韓国の恥部を全国に曝け出す』酷い逆効果を発揮。記事の主旨を改竄した模様

   


1:鴉 ★:2017/11/25(土) 14:14:06.71 ID:CAP_USER.net

嫌韓ヘイト、ニュースに昇格

09年7月には、ネットメディア「ロケットニュース24」にて、「韓国伝統の人糞酒『トンスル』とはどんな酒なのか」という執筆者匿名の短いニュースが大きな話題となった。

記事の要旨は、韓国には伝統的に人糞酒(トンスル)が存在し、現在でも韓国の一般家庭で広く飲用されている、という内容であった。
この「ロケットニュース」は、元々〝韓国に嫁いだ日本人女性のブログ〟から人糞酒の存在を引用しているという体を取っており、この韓国に嫁いだ日本人女性というのも匿名の正体不明・その内容の真偽も不明なもので、そこに記述された「トンスルってご存知ですか? 韓国語でそのまま〝うんこ酒〟なんですが。まぁ〝うんち酒〟でも〝ババ酒〟でも〝大便酒〟でもええんやけど。このうんこ酒。いわゆる漢方の一つなんだそうです」という殴り書きを引用する形でニュースにしている、というお粗末なものであった。

韓国家庭では現在も人糞酒が広く愛飲されているというのは、言わずもがなデマである。一度でも渡韓経験がある人間なら、近代化された韓国で人糞酒などお目にかかったことはないだろうし、ましてそれが一般家庭で愛飲されているなどということはデマであることが分かろう。

しかしこの記事をきっかけに、韓国や韓国人を「トンスル(人糞酒)国家」「トンスル(人糞酒)民族」と蔑称することが、この時期のネット空間における匿名のネット右翼の間で常識的になった。

21世紀の現在、人糞酒などを薬の代わりに飲んでいる韓国人は、文明度の低い野蛮人である―というヘイト言説を垂れ流すときに、必ず付随したのがこの「トンスル」という噓であり、デマであった。

そしてここにも「8・6秒」と同じように、保守系言論人・文化人の関与がある。「韓国ではトンスルを常飲しているようです」などと、著作を持つ複数の保守系言論人や文化人がSNSや動画の中で明言する。

或る保守系言論人の講演会などで、「朝鮮人は人糞を飲んでいるくらいですから、頭がいかれているんですね」などというと、聴衆がドッと受けるという場面に私が遭遇したことは一度や二度ではない。

「韓国ではトンスルが愛飲されている」というフェイクニュースは、元来匿名の、真偽不明な〝韓国に嫁いだ日本人女性のブログ〟を引用したフェイクニュース(その筆者も匿名)である。さらにそれを保守系言論人や文化人が2次引用する形で「嫌韓」のヘイト的文脈の中に落とし込むことで、「韓国人=トンスル常用」のデマは、一時期ネット空間では常識的なものとなった。

当然、現在韓国の津々浦々を探しても、トンスルを常用している家庭など存在しない。日本には現在でも忍者がおり、切腹が社会的慣習であると信じている西洋人(そんな慣習はどこにも存在しないが)と同等かそれ以下の悪質な匿名のデマゴギーを、保守系言論人・文化人が引用することにより、フェイクニュースがいつしか「ニュース」に昇格し、さも事実であるかのように刷り込まれていった典型的な事例である。

ちなみにこの悪質なロケットニュースのトンスル記事、本稿執筆時点(2017年10月)でも、くだんのサイトから削除されないまま、もう8年以上放置されている。
その存在すら不明な〝韓国に嫁いだ日本人女性のブログ〟を引用したフェイクニュースが8年も放置されてなんの咎めも受けない現状が、日本のネット空間におけるリテラシーの低さ(日本型フェイクニュースの苗床)を象徴しているようだ。

以下略

朝日新聞webronza
http://webronza.asahi.com/journalism/articles/2017111400003.html

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