韓国大統領府が『世にも無様な光景を自己演出して』世界の笑い者に。本人たちは得意満面な模様

　昨年の朴槿恵（パク・クンヘ）前大統領弾劾につながった光化門周辺でのキャンドル集会の様子を描いた大型の絵が韓国大統領府の本館に掛けられていることが20日までに分かった。

　大統領府によると、この作品は民衆芸術家として知られるイム・オクサン氏作の「広場に、立て」と題された作品で、今月13日に本館入り口に設置されたという。作品のサイズは縦3.6メートル、横11.7メートルとかなり大型だ。昨年末に光化門のキャンドル集会の現場を訪れたイム氏が78枚のキャンバスに描いた絵をつなぎ合わせ、当時の状況を表現したもの。あるキャンバスには光化門を背景に市民が「下野せよ」などと書かれたプラカードを掲げる様子も描かれていた。

　大統領府の説明によると、文大統領の妻・金正淑（キム・ジョンスク）夫人が9月にソウル市内で開催されたイム氏の個展を訪れた際、この作品が気に入り文大統領に購入の意向を伝えた。イム氏は朴槿恵前政権で文化・芸術界のブラックリストに名前が挙がっており、また2012年と17年の大統領選ではいずれも文大統領支持を明らかにしていた。昨年10月、光化門のキャンドル集会に参加した際にイム氏は「ブラックリストの真相解明」を求め、政府に抵抗するパフォーマンスを披露したことでも知られる。

　文大統領は秋夕（中秋節、今年は10月4日）の連休中だった先月6日、慶尚北道安東市の河回マウル（村）を訪問した際、同行した兪弘濬（ユ・ホンジュン）元文化財庁長に同作品を購入する意向を伝えた。兪氏とイム氏は今回の大統領選で文大統領陣営の「ソウル駅舎文化ベルト造成公約企画委員会」で共に活動していた。兪氏を通じて大統領の購入の意向を伝え聞いたイム氏は当初縦3.6メートル、横16.2メートル、キャンバス108枚だった作品を大統領府本館壁面の大きさに合わせて小さくしてから設置したという。

朴国熙（パク・ククヒ）記者

ソース：朝鮮日報／朝鮮日報日本語版＜韓国大統領府本館、キャンドル集会を描いた大型の絵画設置＞
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/11/21/2017112100901.html