『我々への侮辱は絶対に許さない』と朝日新聞が”醜悪な本音”を吐露。日本死ねは当然OKだ
政治は言葉だ、といわれる。みずからの理念を人の心にどう響かせるか。それが問われる政治の営みが、すさんでいる。
加計学園の獣医学部問題を審議した衆院文部科学委員会で、聞くに堪えぬ発言があった。
他の政党の議員3人を名指しし、日本維新の会の足立康史氏が「犯罪者だと思っています」と述べた。相応の論拠を示さないままの中傷である。
各党から抗議されると「陳謝し撤回したい」とすぐに応じた。その軽薄さに驚く。言論の府を何だと思っているのか。
憲法は議員の国会内での言動に免責特権を認めている。多様な考えをもつ議員の自由な言論を保障するためだ。低劣な罵(ののし)りを許容するためではない。
これまでも、他党に対し「アホ」「ふざけるなよ、お前ら」などと繰り返し、懲罰動議を受けてきた人物である。
一向に改めないのは、黙認する雰囲気が国会内にあるからではないか。
同じ委員会で、朝日新聞への批判もした。「総理のご意向」などと記された文部科学省の文書を報じた記事について「捏造(ねつぞう)だ」と決めつけた。
自身のツイッターでは、「朝日新聞、死ね」と書いている。
加計問題の報道は確かな取材に基づくものだ。記事や社説などへの意見や批判は、もちろん真摯(しんし)に受け止める。
だが、「死ね」という言葉には、感情的な敵意のほかにくみ取るものはない。
昨年、「保育園落ちた日本死ね!!!」の言葉が注目されたが、それは政策に不満を抱える市民の表現だ。国会議員の活動での言動は同列にできない。
http://www.asahi.com/articles/DA3S13233166.html
続きます