帰任した長嶺大使に『韓国外交部が露骨に下手に出る』異常事態が発生。通常では考えられない扱いだ
釜山の日本総領事館前に旧日本軍慰安婦を象徴する少女像が設置されたことへの対抗措置として一時帰国していた長嶺安政・駐韓日本大使が4日、韓国に帰任したが、金浦空港に到着した際には貴賓専用の出入国ゲートを利用したことが5日までに分かった。
長嶺大使は4日、日本航空95便で東京を出発し、午後9時58分に金浦空港国際線ターミナルに到着、同10時10分ごろ貴賓室前に姿を見せた。長嶺大使が韓国に帰任したのは1月9日に出国して以来、85日ぶりとなる。
長嶺大使は入国の際、空港の貴賓専用ゲートを利用した。空港の貴賓専用ゲートは通常、国が認める前職・現職の憲法機関長だけが利用できる。頻繁に出入国する各国大使については、平常時は貴賓専用ゲートは利用できず、原則として着任・退任時のみ利用することになっている。
国土交通部が定める空港での貴賓礼遇に関するルールによると、貴賓室の使用は前・現職の大統領や首相、国会議長、最高裁判所所長など前職・現職の憲法機関長に限られる。
ただし、外交部(省に相当)長官が「特別待遇が必要」と判断して推薦する人物として▲駐韓外交公館のトップ▲国際機関の代表▲外国の外相▲閣僚級以上の外国人-は、外交部から空港に要請があった場合に限り各空港の貴賓室を利用できる。
今回の日本大使の帰任に当たっては、外交部が韓国航空公社に公文書を送り「特別な礼遇が必要」だとして大使が貴賓専用通路を利用できるよう航空公社に要請したという。
韓国航空公社の関係者はNEWSISの電話取材に対し「貴賓専用の出入国ゲートは公社側が任意で開けることはできない。各国大使の場合、着任と退任のときだけ貴賓専用通路の利用が可能で、平常時は利用できない」と説明した。
さらに「今回の長嶺大使の帰任に関しては、外交部から特別に要請があり、貴賓専用ゲートの利用を認めた」と明かした。
空港の貴賓室は仁川国際空港の東・西ターミナルに2か所と、金浦国際空港など14の空港に1室ずつ設置されている。
ホン・チャンソン記者
以下ソース:朝鮮日報 2017/04/05 22:23
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/05/2017040503310.html