『想定外の重罰を課せられた』と香山リカが”仲間の惨状”を声高に訴え。お前たちも安倍政権に豚箱送りにされる
香山リカ、沖縄基地反対運動リーダーらの初公判を傍聴する
2017.03.26 ニュース
3月17日、沖縄にある那覇地裁で開かれた山城博治さん、稲葉博さん、添田充啓さん3人の初公判を傍聴してきた。3人は、沖縄・高江のヘリパッド建設、辺野古の新基地建設への反対運動をする中で逮捕、起訴された人たちだ。
私は傍聴記を沖縄の新聞『琉球新報』に書いたが、それは同紙の記者に那覇行きを伝えたら「せっかく来るなら寄稿を」となったのであり、順番はその逆ではない。そして、さらなる詳細を日刊SPA!の不定期連載のひとつとして掲載することにした。
では、なぜわざわざ仕事を休み、自分で航空券や宿を手配してまで那覇に出かけたのか。
それは、この間に沖縄で起きたこと、また沖縄を取り巻く日本の状況に心を痛め、なんとしても裁判をこの目で見たい、と思ったからだ。
(中略)
「ずいぶん反対派に肩入れしているんだな」という声もあるかもしれないが、そういう人に「これだけは言いたい」ということがある。
それは、「今はこれが、独自の歴史や背景を持った沖縄で起きている“特殊なできごと”に見えているかもしれませんが、もしかするとこれから全国で起きることの予行演習なのかもしれませんよ」ということだ。
あなたの住んでいる町に新たな原発が作られることになり、「ちょっと! そんなのやめてくださいよ!」と住民仲間と声をあげたら、いつのまにか拘置所に入れられ、弁護士以外、誰とも会うことを禁じられたまま半年、1年の月日が流れる……。これは決して悲観的な悪夢ではなく、この同じ日本の中ですでに起きていることなのだ。
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