朴槿恵弾劾の死亡事故が『予想を超えた悲惨な展開』に発展している模様。愛國烈士に公式認定される羽目に
朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の弾劾審判の結果が宣告された10日、警察のバスに侵入の上、無断で運転し、弾劾反対集会に参加していた男性Kさん(72)を死亡させたとして、ソウル鍾路署は12日、J容疑者(65)の逮捕状を請求した。
調べによると、J容疑者は10日午後0時半ごろ、ソウル市鍾路区の地下鉄安国駅5番出口周辺に停車していた警察のバスを奪取し、警察が集会主催者の「弾劾棄却のための国民総決起運動本部」による憲法裁判所接近を防ぐために安国駅前交差点に設置したバリケードに突進した。
その衝撃でバリケードの上にあった大型スピーカーが落下し、その反対側でデモに参加していた男性の頭部に当たった。
男性は意識を失い、搬送先の病院で死亡した。
警察は現場の監視カメラ映像などを手がかりに、現場から逃亡したJ容疑者を逮捕した。
J容疑者は取り調べに対し、「デモ隊が憲法裁判所方向に進めるように、バリケードを突破しようと警察のバスを運転した」と容疑を大筋で認めている。
国民抵抗本部(国民総決起運動本部から改称)は、10日の弾劾反対集会で死亡したKさんら3人を「愛国烈士」と位置づけ、18日に3人の葬儀を「救国葬」として執り行うことを決めた。11日にはソウル市庁前広場に3人のための弔問所も設けられた。
国民抵抗本部は「3人の犠牲は太極旗を手にした国民の正当な憲法裁判所訪問を妨害した警察に一次的な責任がある。太極旗を持った愛国烈士の死で流された血の代償を強く求めていく」と表明した。
しかし、遺族は「死を政治的に利用すべきではない」との立場だ。
死亡したKさんの息子は「父は一生誠実に暮らしてきた平凡な市民だった。なぜ烈士と評価されなければならないのか分からない」と述べ、国民抵抗本部に「父を政治的な目的で取り上げるな」と正式に申し入れたことを明らかにした。
10日の集会現場で意識不明の状態で発見され、その後死亡したLさん(73)の息子も「父は本人の意思で保守団体の活動を行っていて亡くなった。父が活動に加わっていた団体の関係者による弔問は受け付けるが、救国葬を行うことには同意しない」と話した。
2017/03/13 08:51
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