WBC韓国敗退に『テレビ朝日が”断末魔の叫び”を上げる』凄絶な自滅展開に。韓国勝利に賭けていた模様
因縁のライバルが消えた。侍ジャパンは8日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次リーグB組の豪州戦(東京ドーム)に逆転勝ちし開幕2連勝。9日に豪州が中国に勝ち、日本の2次リーグ進出が決まった。
一方、同A組では、2009年の第2回WBCで日本と死闘を繰り広げ準優勝した韓国が1試合を残して敗退決定。2次リーグで日韓対決が実現すれば「視聴率30%確実」とまでいわれたドル箱コンテンツが消えた影響は甚大。さらに韓国の低迷は、メジャーリーグ機構(MLB)幹部が明言したばかりのWBCの存続をも再び脅かしかねない。 (片岡将)
豪州を破り2連勝を飾った侍ジャパン。1次リーグで残すは10日の中国戦(東京ドーム)のみ。2次リーグ進出を決めた形の小久保裕紀監督(45)は「翔(中田)の勝ち越しホームランも大きかったし、1点を守る中で筒香の2ランでダメを押せた」と舌も滑らかに選手をたたえた。
だが、この日のA組の試合でオランダが台湾に勝ったことで、オランダとイスラエルの2次リーグ進出が決定。韓国と台湾は敗退が決まった。
侍ジャパンは2年前の世界大会『プレミア12』の準決勝・韓国戦で、最終回に3点リードをひっくり返されて敗れた。雪辱のチャンスは今大会では消えたことになる。
小久保監督は「まあ、リベンジと言っても、あの大会はプレミア12で、WBCとは違いますので、そこまでの感情はないです。それよりも手ごわい国が上がってくるなという感じですね」と感情の揺れを見せることはなかった。
逆に、番狂わせで2次リーグ進出を決めたイスラエルには「どこで強化合宿をやっていたのかもわからない。映像は何とか手に入れたが、データは急ピッチで分析を進めている」(日本代表関係者)と大わらわだ。
一方、周囲は韓国敗退に頭を抱えている。日韓の因縁はここ2、3年で始まったことではないからだ。
特にWBCでは、2006年の第1回大会で1次リーグ、2次リーグ、準決勝で3度対戦。最終的に優勝を果たした日本は、韓国にはトータルで1勝2敗と負け越していた。韓国ナインが2次リーグで勝利後、マウンドに太極旗を立てる暴挙を働き、普段クールなイチロー(現マーリンズ)が珍しく激高するシーンもあった。
09年の第2回大会では、決勝を含めて5度も対戦(日本の3勝2敗)。両国のファンもヒートアップした。
そんな経緯があるだけに、日韓対決を当て込み、2次リーグに日本が進出した場合の第1、3戦の中継を予定しているテレビ朝日系の関係者はがっくり。
TBSとともに、今大会の地上波放送の権利を持つ同局。1次リーグの第1、2戦と2次リーグの第2戦を中継するTBS系に対し、1次リーグは第3戦だけで、2次リーグに重点を置いている。
同局関係者は「TBSさんは安定して数字の稼げる開幕戦の中継権を選び、ウチは2次の盛り上がりに賭けた形」と内情を明かす。
2次リーグの第2戦を避けたのは、「第2戦は1次リーグで対戦したチームとの再戦で新鮮味はない。それよりもA組から韓国が上がってくることを期待していたんですよ。第1、3戦の権利を確保し、両国が勝ち進んでさえくれれば、日韓戦を確実に中継できたわけです。2次リーグで日韓戦とくれば30%の大台も狙えたはずでした」とあきらめきれない様子だ。
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20170310/bbl1703101130007-n1.htm
(>>2以降に続く)
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/images/20170310/bbl1703101130007-p1.jpg
韓国はあっさり敗退し、“目玉”の日韓戦は2大会連続で実現せず(AP)
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/images/20170310/bbl1703101130007-p2.jpg
逆転勝ちに笑顔がはじけた小久保監督
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/images/20170310/bbl1703101130007-p3.jpg
WBC日本戦テレビ地上波放送予定
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/images/20170310/bbl1703101130007-p4.jpg
WBC・1次リーグB組勝敗表