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毎日新聞の書評欄が『前提条件から間違った狂気の産物』で読者がドン引き。どう考えても頭がおかしい模様

   


1:ダーさん@がんばらない ★@\(^o^)/:2017/03/05(日) 11:35:36.10 ID:CAP_USER.net

『ルポ 思想としての朝鮮籍』 著者・中村一成さん

(岩波書店・2160円)

日本人の植民地主義的心性 中村一成(なかむら・いるそん)さん

「現代の荒廃の根を問い直したかったのです」。日本社会は今、あれほど殺し、殺された第二次世界大戦を推し進めた思考回路を再び欲しているのではないか。ヘイトスピーチを地で行く米国大統領にこびを売る政権の人気が高止まりしている。著者はフリージャーナリスト。在日朝鮮籍6人の来し方を詳細に聞き取り、今も続く日本人の植民地主義的心性をあぶり出す。

朝鮮籍とは日本の敗戦後、外国人登録証明書の国籍欄に記された「地域の総称」だ。日本は朝鮮人を皇国臣民として戦争に動員したが、敗戦後は日本国籍を喪失させ、戦後補償や日本人なら受けられた社会保障から排除した。6人が朝鮮籍にこだわる理由はさまざま。「共通するのは思想、つまり人間一個の実存にとって、これだけは譲れない一線だということです」

作家の高史明(コサミョン)さんは尋常小学校で級友たちから「チョーセン臭い」とからかわれ、高等小学校では名札を見た教師に殴られた。育った山口県下関市の極貧集落では日本語で生活し、朝鮮語だけで生きる父とすれ違い続けた。6人はいずれも1940年代から50年代にかけて青年期を送り、激しい差別を受けた。「平和や平等といった、日本こそが世界に広めるべき理想が死滅した時代と言っていい」

広島で入市被爆し、在日、在朝被爆者の救済を求め続けてきた李実根(リシルグン)さんは<中国侵略、南京大虐殺も含めて歴史を振り返り、けじめをつけないと「ヒロシマの平和」に説得力はない>と語る。米軍政下の朝鮮半島・済州(チェジュ)島で抑圧に耐えかね蜂起した島民が大虐殺された「四・三事件」を描く大長編『火山島』で知られる作家の金石範(キムソクポム)さんは<文学とは善悪の葛藤から生まれる。嘘(うそ)や開き直りからは葛藤は生まれない>と喝破する。

重い取材の原動力は何か。「私の父は日本人、母は在日2世です。祖母と母は決して来歴を語らなかった。祖母は臭いと言われるのが嫌だったのでしょう、ニンニクを入れずにキムチを漬けた。だからおいしくない。母は高校の卒業アルバムの名簿から自分の通名の新井という文字を削り取っていた。私のルーツの一方は空白なのです」

日本の加害の数々に粛然とさせられる読書になるが、一方で背筋が伸びる。「6人は自分が口にした言葉を裏切らずに筋を通しているからでしょうね」それを品格のある人と呼ぶのだろう。<文と写真・鶴谷真>

ソース:毎日新聞 2017年3月5日
http://mainichi.jp/articles/20170305/ddm/015/070/029000c
http://cdn.mainichi.jp/vol1/2017/03/05/20170305ddm001010025000p/9.jpg

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