小学校版の毎日新聞が『編集長の個人的悪意を垂れ流す』凄惨な代物だった模様。あまりの馬鹿さに毒手呆然
森友学園問題を考える 見たことのある教育の風景
毎日小学生新聞 2017年3月4日
「森友学園問題」が毎日のように国会で取り上げられている。税金の無駄遣いや政治家の関与について熱気を帯びた質疑が続いている。ここにきて、問題の森友学園が運営している幼稚園の教育内容がニュースになった。園児たちの姿を見て、キミはどう感じただろうか。これは教育をする側だけの問題ではない。教育を受ける側、つまりキミが考える問題でもある。【編集長・西村隆】
「安倍首相がんばれ」
国会では、森友学園が運営する幼稚園の運動会が取り上げられた。
園児たちは運動会で、「日本を悪者として扱っている中国、韓国が心改め、歴史教科書でうそを教えないようお願がいいたします」
「安倍(晋三)首相(総理)、安倍首相がんばれ。安保法制国会通過よかったです。日本がんばれ。エイ、エイ、オー」と声をそろえていた。また別の日に安倍総理の妻、昭恵さんが幼稚園を訪れて、感動して泣いている姿がニュースになっている。
編集長のボクは「なんか変だ」と頭グルグルだ。園児が、内容を理解して唱和したとは思えない。先生から言わされているのだろう
戦争を反省してできた教育基本法
72年前に戦争が終おわって、日本に住すむ誰もが戦争の記憶を刻み、出直すことを誓った。教育基本法も世界平和を願って生まれ変わった。14条では「政治教育」を禁止した。国の批判もできず、子どもたちを戦争に突き進ませた戦時中の教育を反省したからだ。
この視点から見ると、「日本を悪者として扱っている……」の幼稚園は、教育基本法に反するかどうかとは別に、戦争の反省が感じられない。
毎小読者のキミへ
毎小の編集長として、読者のキミに「毎小の戦争の記憶」の一つを伝えよう。アメリカと開戦し、泥沼の戦争を続けた東条英機総理大臣。その妻かつ子さんと子どもたちが面会した1942年3月の記事だ。
記事には、子ども代表50人が「東条おばさまのお言葉を魂に入れて、10年後には立派な兵隊さんや、強くやさしい日本婦人となって、大東亜の平和の戦士となり、忠義をつくします」と誓ったとある。こわもての総理大臣ではなく、かつ子さんだから子どもに受け入れやすい記事になっている。
10年後どころか3年後の1945年にどうなったかは、ここで説明しない。
記事を載せた毎小は反省しなければならない。
だから今、総理大臣同様、総理大臣の妻の記事にも気をつけようと思う。
毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170304/kei/00s/00s/002000c