『日韓の不均衡が激しいので韓国に協力する』とJATAが共同事業を開始。日本人を韓国に送り込め
【東京聯合ニュース】昨年、韓国を訪れた日本人観光客数が4年ぶりに増加に転じたものの、日本を訪れた韓国人観光客数の半数程度にとどまるなど、両国の観光客数には深刻な不均衡が生じている。
不景気が長期化したことや円安が続いたことにより、日本人が海外旅行にあまり行かなくなったことに加え、韓日関係の冷え込みが続いたことが原因とみられている。
日本旅行業協会(JATA)の菊間潤吾会長は3日、日本人の韓国観光はソウル中心の個人旅行が主流になっていると指摘した上で、韓国を訪れる日本人観光客数を増やすためには、団体旅行客を増やし、ソウル以外の地方を訪れる旅行商品を積極的に開発しなければならないと提言した。東京都内のホテルで開催された「韓国旅行復活緊急フォーラム」で述べた。
菊間会長は日本の旅行会社が新しい地方旅行のパッケージ商品を開発することができるよう、韓国の地方自治体や現地の旅行業者との協力を円滑にするための環境づくりが必要と強調した。
フォーラムは韓国観光公社がJATAと共同で、訪韓日本人観光客を増やすための方策を模索するために開催した。
訪韓日本人は2012年の341万8792人をピークに減少に転じ、13年は前年比21.9%減、14年は17.0%減、15年は19.4%減と毎年大幅な減少が続いた。昨年は同23.4%増と大きく回復したものの12年に比べると3分の2の水準にとどまった。
韓国観光公社も団体旅行客の減少などを踏まえ、5月に日本の旅行会社と学校を対象とした「修学旅行セミナー」や視察旅行を実施し、修学旅行などの団体客を積極的に誘致する計画だ。
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