国際法違反を糾弾された韓国が『凄絶な狼狽ぷりを露呈して』必死に言い訳。辻褄の合わない説明に日本側は失笑
▲韓国漁業区域図
(大邱=聯合ニュース)ソン・テソン記者=韓国政府が1952年、独島(ドクト、日本名:竹島)を含んで設定した海洋主権線、いわゆる「平和線」を日本政府はずっと国際法違反として認めていない。果たしてこの平和線は不法なのだろうか?
東北アジア歴史財団ホン・ソングン独島研究所長は「戦争という急変事態で韓半島と独島を含んだ付属島嶼に対する領域保全のための自衛権次元の措置であって全く不法ではない」と明らかにした。ホン所長は25日、慶北(キョンブク)大で開かれる日本教科書独島歪曲対応専門家シンポジウムで「平和線宣言に対する国際法的解釈と私たちの論理」の発表を控えて配布した資料を通じてこのように説明した。
韓国政府は1952年1月18日、「隣接海洋に対する主権に関する宣言」を宣言した。よく「李承晩(イ・スンマン)ライン」または「平和線」と呼ばれる。日本政府はずっと平和線を通じて独島を韓国領土と見なすことは容認できないという立場を明らかにしてきた。今年、日本検定高等学校教科書には「1952年から韓国が一方的に竹島(日本が主張する独島の名称)を自国領土と主張し、不法に占拠した」(帝国書院地理A)、「1952年から韓国が占拠した竹島の問題」(東京書院)等の内容が含まれている。
日本教科書は1952年、平和線宣言ではじめて韓国が独島に対する領有権を主張し不法占拠を始めたと書かれている。しかし、第二次世界大戦後の1952年、平和線宣言が出るまでだけでも韓国は独島を実効的に領有して管理した。1945年8月、聨合軍に降参した日本は聨合国最高司令官覚書677号(1946年1月29日)、大蔵省令4号(1951年2月13日)等で日本統治区域に独島を入れたことがない。
1952年になって韓国が独島領有権を主張したという日本の主張は事実と全く合わない。聨合国最高司令官は1945年9月27日、日本周辺漁業限界線を設定して遠洋漁船操業区域を初めて指定した。これを当時の司令官の名前を取ってマッカーサーラインと呼ぶ。このラインは徐々に拡張されたが、独島付近に日本船舶と船員が接近できない様にした内容は変わらなかった。
マッカーサーラインは1952年4月25日、廃棄される予定だった。しかし、これに代わる韓国と日本の漁業協定締結はまともに進行されなかった。韓国と日本の間には海洋境界協定や漁業協定がなく、1958年以前には海洋に関する一般国際協約もなかった。国際法自体がなかったために国際法を破ったという日本の主張は全く事実ではないわけだ。
これに韓国政府は3カ月余り前の1952年1月18日、隣接海洋に対する主権に関する宣言の平和線を宣言した。国際社会では国際法規則が未成熟であったり変化過程にある状況で個別国家が外部に影響を及ぼす「一方的国内措置」を取ることがある。当時、米国は「大陸棚に関する宣言」などで漁業管轄権を明らかにし、中南米他の国も海洋主権宣言と大陸棚の管轄権を主張した。韓国の平和線は米国をはじめとする各国事例を検討して反映したものだ。
ホン・ソングン所長は「マッカーサーライン廃止を控えて緊急に必要だった平和線宣言がなされた」として「韓国と日本間に漁業協定締結に至るまで衝突を避けようと暫定的に取った措置だ」と説明した。また「平和線はマッカーサーラインの範囲を大きく逸脱せず引かれ、必要最小限の範囲で設定された。朝鮮戦争中に韓国を保護して急変事態の時、韓国領域変更を防ごうとする趣旨で宣言された」と強調した。
ホン所長は「最近、日本で平和線に関する議論や教科書記述は自国の正当性と韓国の不法性に集中して独島を紛争化する戦略の下に出てきたものだ。我が国の学校でも日本の主張と実体を具体的に把握して論理的に対応できる教育が必要だ」と話した。
ソース:聯合ニュース(韓国語) 独島領海に入れた平和線が国際法違反?…日本主張に答える(総合)
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2016/03/24/0200000000AKR20160324097451053.HTML