『民進党を集団離党して新政党を設立する』と有力議員が”蓮舫では勝てない”と断言。蓮舫では安倍首相に利するだけだ
通常国会が20日召集された。今年度の第3次補正予算案や、2017年度予算案、「共謀罪」の創設を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案などをめぐり、与野党の論戦が交わされる。年内には解散総選挙も想定されており、各党は臨戦態勢を整えつつあるが、何と、民進党では「内部分裂」や「蓮舫代表降ろし」が勃発しそうだという。
「今の民進党は解体だ。昨年9月の党代表選で蓮舫氏に投票した80人の所属国会議員とはたもとを分かち、新しい党をブチ上げるべきだ」
民進党のベテラン議員は最近、ある会合でこう気炎を吐いた。
さらに、同議員は「民進党は『安倍晋三政権の一強を許さない』『提案型野党』といっているが、ナンセンスだ。民進党の蓮舫体制が、安倍政権の延命に力を貸しているという“常識”に、なぜ気づかないのか。このまま解散総選挙に突入したら、惨敗するだけだ」と怒りを爆発させた。
指摘は至極当然だ。蓮舫氏は“選挙の顔”として新代表に選ばれたが、国民にウソをついた「二重国籍」問題を引きずり、自身も党もまったくパッとしない。NHKの世論調査(10日公表)では、1月の民進党支持率は8・7%で、先月よりも0・3ポイント低下した。「消費税(8%)割れ」も目前だ。
同じ調査で、安倍内閣の支持率は55%、自民党は38・3%と“高値安定”を続けている。政府・与党は蓮舫氏率いる民進党をどう見ているのか。
永田町関係者は「蓮舫体制ほどありがたいものはない。ある自民党幹部は『最高の布陣だ』とほくそ笑んでおり、みんな蓮舫氏に感謝している」と明かした。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「民進党崩壊のシナリオは2つある」といい、続けた。
「まず、蓮舫氏の新たなスキャンダルが炸裂し、蓮舫氏が説明責任を果たせないまま、最悪の状態で解散総選挙に突入する。民進党は少数野党に転落して空中分解するシナリオだ。もう1つは、内部分裂。リーダーシップを発揮できない蓮舫氏-野田佳彦幹事長ラインに対し、党内の怒りが爆発し、『蓮舫降ろし』が一気に進むパターンだ。次のキーマンは前原誠司元外相だろう」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170122/plt1701221000001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170122/plt1701221000001-n2.htm