『日本国内の友人が韓国に味方してくれない』と韓国人記者が”日本世論”に仰天。日本人が反韓の波に同調している
「がっかりした。韓国が好きな人々さえ離れることになるだろう…。」日本人の友人は釜山(プサン)日本領事館前の慰安婦少女像設置をめぐる最近の韓国内の動きにそれとなく触れた。韓国を誰より好きで今回の葛藤でも韓国を肩を持つだろうと思っていた私の予想は完全にはずれた。
ある日本人韓半島専門家は韓国内の日本軍慰安婦問題再協議の声に「責任ある国の道ではない」と線を引いた。「国内事情を理由に国家間合意を無効にすれば‘韓国はいつでも合意をひっくり返す信じられない国になるだろう」と警告した。
日本人の当惑の中で「韓国では‘反日はどんな場合にも正当化される’として‘韓国たたき’に熱中してきた一部勢力の主張は一理ある」という反応も増えた。安倍晋三総理を批判してテロの脅しまで受けたある日本人教授は‘韓国の立場を理解して受け入れるべき’と主張し国粋的活動を牽制してきた中道層の立場の萎縮も憂慮した。
今回の葛藤はかろうじて回復した韓日関係を変えつつある。2012年李明博(イ・ミョンバク)大統領の日王謝罪要求などで墜落した韓日関係は一昨年12月、韓日慰安婦問題合意を契機に氷河期をすぎて回復傾向にやっと入っていた。日本のテレビから‘退出’していた韓国連続ドラマが再び登場し、少し寒かった東京新大久保のコリアタウンの足も増えて、韓国訪問の列も回復した流れに少女像葛藤は冷水を浴びせた。
韓日関係が悪化した過去3年余りの期間、訪韓日本人と日本国内韓国製品は急減したが、日本を訪れた韓国旅行客と韓国内の日本酒の消費量は新記録をたてた。韓国人は両国関係にかかわらずに各々行動するが、日本人は関係悪化や大きくなった反韓の波に同調した。
この様な状況で以前の様な日本の技術協力などは消え、政府・企業のどちらの人的ネットワークも失われたまま各種戦略対話はうわべだけが残った。対照的に激変する国際環境は韓日共助の効用と価値を高めた。中国の覇権に向かうアジア・太平洋秩序再編、自国優先主義、愛国主義熱風など超変動期の国際状況はこの様な傾向をさらに強くした。
ミサイル防御体系THAAD配置をめぐる中国の腕力誇示は中華秩序の復活を連想させた。米日同盟の強化の中、米国の歓心を得て‘歴史修正’を試みる安倍は慰安婦問題を謝罪し責任を認めた前任総理たちとは違う状況だが、日本の加害事実を歴史の場に残して永遠の道徳的優位を準備し考慮しなければならない状況である。
中・日両国の歩みは私たちのジレンマを育てるが、小さな国が使う手段は名分と原則を土台にした主張と周辺国間のバランス強化であって、うっぷん晴らしや愛国主義的スローガンではない。‘日本総領事館前少女像’が「謝罪は充分だった」と言いはる安倍の態度を変えられるだろうか。
米国が水面下で仲裁した韓日合意で7割の被害者ハルモニが‘治癒金’として受け入れており、私たちも新しい接近法がなければならない。水面下の活動など激しい周辺国外交も残念だ。
韓日関係を国家生存と繁栄の資産でありカードとして使うのか、歴史のお荷物で負の遺産として子供たちに押し付けるのか…。勢力バランスの交差点に立っている私たちはバランス感覚を失った時に自尊と独立を失った過去の歴史を忘れることはできない。国内問題に埋没せず勢力バランスの国際的激戦場に注目しながらバランスの教訓を取り戻す時だ。バランスでテコとの関係を失った小国に寛容を施す強大国はどこにもない。
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▲イ・ソクウ東京特派員
ソース:ソウル新聞(韓国語) [特派員コラム]少女像とサドの間/イ・ソクウ東京特派員
http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20170116030001