『日本人の中韓批判は惨めったらしい』と堀江貴文が”日本の没落”を糾弾。東南アジアの富裕層は既に日本を超えた
cakes 3月7日(月)16時45分配信
刑務所から世界に飛び出し、この2年半の間に28カ国58都市を訪れた堀江貴文さん。急成長し続けるアジア諸国、停滞・成熟する欧米などを巡りながら、この日本という国で僕たちがどう生きればいいのかを堀江さんは考えました。
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●日本はかつてない「安売り」の時代に入った
アジア各国は目覚ましい躍進を遂げている。一方、日本経済の落ち込みは激しい。長い不況の末、かつてアジア最強を誇ったジャパンマネーの〝円?は、すっかりパワーを失った。
アジア全体の経済レベルでみると、格差はものすごい勢いで広がっていて(世界的な現象なので特に言及はしない)日本はまだ一応、最上位にはいる。しかし富裕層の経済力に限定した場合、中国・シンガポール・タイには、完全に抜かれている。
2015年の末、メディアアーティストの落合陽一さんはツイッターで次のようなコメントを書いた。
日本人のセルフイメージって2010年のGDPのままな気がする。中国に抜かれたって大きく報じられたから今でも僅差だと思ってる人多すぎる。今日本のGDPはアメリカの約1/4だし、中国の半分以下だし、一人あたりは世界27位の貧しさだ。(Twitter 2015/12/16)
これは歴然とした事実なのだ。落合さんの発言を受けて、思想家の東浩紀さんは、次のように反応している。
日本のGDPがいまやアメリカの4分の1中国の半分以下で、一人当たりGDPは世界27位というのは、90年代に20歳代だったぼくの世代にとってまさに屈辱的な数字だけど、より屈辱的なのは、にもかかわらず日本最高とか言い募る若者がいっこうに減らないことだ。。
失われた10年なるものももう25年にまで延びてきて、若い世代は「失われていなかった時代」そのものを思い出すことが難しくなっている。戦争の風化以前に、豊かさの風化を止めないと国にはマジで沈没する。日本最高とか言う前に、一回でも外国行ってみればいろいろわかるんだけどね。
(Twitter2015/12/19)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160307-00001539-cakes-life