さまざまな問題が浮き彫りになった東京五輪「日本の衰退」感じた若者も・・・
■開催反対でも競技は観戦
【森】僕は開催前は反対派でした。移動制限とか飲食店への休業要請とか、国民の生活を制限してまで開催するのはいかがなものかと思っていたので。でも、いざ五輪が始まったら観戦はしましたね。サーフィンやスケボー、競泳など好きなスポーツをテレビでやっていたらやっぱり見ちゃうし、戦っている選手を見たら応援もしたくなる。反対派だったけど、自分でも意外なほど観戦も応援もしていました。
将来、皆さんが子どもや孫に「こんな五輪だったよ」と伝えるとしたら、どんな言葉で表現しますか?
■日本がダメになっていく様子を強く感じた
【鈴木】僕は「衰退五輪」ですね。1964年の五輪は経済成長とか、何か日本が上昇している様子の象徴だったと思うんですけど、今回は五輪をきっかけにさまざまな問題が明らかになって、逆にダメになっていっている様子を強く感じました。世界に日本のいいところをアピールしようとしていたはずなのに、ダメなところばかり出てきて、皆が「日本って大した国じゃなかったんだ」って気づいてしまった感じがします。
【國武】1964年の五輪はこの先も折に触れて思い出したいものかもしれませんが、今回は「忘れたいオリンピック」。私は将来、子どもにどんな五輪だったか聞かれたら、きっと「聞かないでよ、忘れたいんだから」って言っちゃいますね。
【森】IOCに迎合しまくったという意味では「ご機嫌取りオリンピック」が露呈していたかなと思います。あと、結局はお金重視だったっていうところで「商業主義オリンピック」。一方で、選手はコロナ禍で大変な中すごく頑張っていたので、子どもには「色々よくない点があった」と言いつつ、でも選手たちは頑張っていたよってことは必ず伝えたいです。
引用元: https://girlschannel.net/topics/3535377/