「ワクチンを摂取した若者が突然脳出血を起こした」←こういう報道に脳外科医が発言
現場の脳外科医として言わせてもらいます
いわゆる「基礎疾患のない」若い人でも脳に突然出血する人はいます。ワクチン接種が始まる前の時代からずっとみてきてます
最近の報道にあまり踊らされないようにしてください
— 赤木継 (@nougekanow) May 28, 2021
たしかに高齢者に比べれば若い人で脳に出血を起こすことはレアです。でも実際におられます。以前から。
また、若くて出血した方は生まれつきの脳の血管奇形を持ってたりとか、動脈解離(血管の壁が二層に裂ける疾患)を起こしたりした上で出血する人が多いですが、そこまで細かく報道されないですよね
— 赤木継 (@nougekanow) May 28, 2021
コロナワクチン開始後に脳卒中死亡患者が急増したというような統計があるなら怖がるのも分かりますが、今のところワクチン接種開始後に脳卒中での死者は増加していません。
— 赤木継 (@nougekanow) May 28, 2021
元ツイートで一番言いたかったのは
「こんな若い人が突然脳の出血で倒れるなんて普通はありえない!だからこれは絶対ワクチンの副作用だ😱」
みたいな意見とかそれを煽るような報道に対して
「実際若い人も出血するよ!思い込みだけでこじつけすぎですよ!」って反論です— 赤木継 (@nougekanow) May 28, 2021
「じゃあコロナ以外の風邪とか肺炎で死ぬ人だって以前からいたのに、何で殊更にコロナの危険性を医者は強調するの?」みたいな反論がごく少数来てますが、理由は簡単です
新型コロナウイルスは以前の風邪とか肺炎よりも桁違いに死亡者、重症者、後遺症が多いからです— 赤木継 (@nougekanow) May 29, 2021