韓国へのビザ免除停止で韓国人の日本就職計画が軒並み頓挫 あてが外れて大混乱が発生
日本政府が5日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として韓国からの入国を大幅に制限する措置を打ち出したことで、日本への留学や出張、就職を予定していた人々の間に混乱が起きている。
韓国外交部などによると、日本政府は観光などのため自国を訪問する韓国人にビザ(査証)なしでの90日以内の滞在を認めているが、このビザ免除制度を9日から一時停止する。
また、9日からは発行済みビザの効力を停止し、新規ビザの発行も止める。韓国からの入国者に対しては、自宅やホテルでの2週間の待機を要請する。
日本政府のこうした発表に、日本に住居があり韓国に一時帰国している韓国人の留学生や会社員、日本人旅行客は、スケジュールを調整して9日までに日本へ戻るなどしている。
4月の新学期開始を前に韓国に帰国し、今月14日に東京へ戻る予定だった20代の留学生は、日本政府の発表を受けて慌てて飛行機を予約し、日本に戻った。空港では同じように急いで戻った日本在住の韓国人が多かったという。
東京で勤める30代の会社員も「休暇のため2週間の予定で韓国に帰国したが、会社から急いで戻るように言われ、きょう夜の飛行機を慌てて予約した。
日本への旅行や出張の中止を余儀なくされた人も多い。
日本企業の韓国支社に勤める50代の会社員は「今月、日本へ出張する計画だったが、取りやめた。日本企業なので両国を行き来することが多いのに、当面は往来が難しそうだ」と心配を口にした。
日本旅行に関するオンラインコミュニティーには、日本行きの航空便をキャンセルした、日本から韓国への出国空港を変更したといった書き込みが相次いでいる。
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2020030680235