ソウルの金正恩歓迎集会が悪質なコントにしか見えない大惨事に発展 コイツラ大丈夫なのか?
「金正恩(キム・ジョンウン)委員長は国民のやる気を奮い立たせる最高の王様」「防弾少年団より金正恩のほうが100倍、1000倍もいい」。
15日、ソウル鍾路区(チョンノグ)のマロニエ公園で「白頭(ペクドゥ)称賛委員会」所属の大学生約50人が北朝鮮の金正恩国務委員長のソウル訪問を歓迎する演説大会と音源の発表会を開いた。イベント中に座っていた参加者たちは、歓迎の意味としてピンクのツツジの花を振った。
この日の行事で最も目を引いたのは、「金正恩歓迎委員会の白頭守りの会」を結成するコントだった。父と母、息子が家族として登場するコントで、父親は「金正恩forever」「金正恩♡」と書かれたプラカードを取り出した。
父親は、「防弾少年団より金正恩が100倍、1000倍も好きだ。謙虚であり、スマートである上、科学的なら科学、芸術なら芸術など知らないものなどない」と金委員長を精一杯褒め称えた。また、「金正恩は米国奴らに有無を言わせない。国民のやる気を奮い立たせるのが最高の王様だ」と評価した。コントの末尾には「金正恩委員長を歓迎するために、ソウルに北朝鮮の国旗を持っていこう」と提案した。
コントに先立って、彼らは13日に発売したデジタルミニアルバム「遠足は白頭山に」というタイトルの収録曲を公開した。アルバムには、「遠足は白頭山に」「遠いと言えばいけないんだな」など7曲が収録されている。「目の前に広がる平壌(ピョンヤン)はどうだろうか、心はすでに私の故郷」「夏は紋繡(ムンス)ウォーターパークに、冬は馬息嶺(マシクリョン)スキー場に(行こう)」など、統一を念願しながら北朝鮮を描く内容の歌詞で構成されている。
イベントを見る市民の反応は克明に分かれた。キム某さん(57)は、「若い人たちが、なぜこのように行動するのか分からない。どこであんな思いを学んだのか呆気にとられるばかりだ」と話した。とある中年男性は、悪口をしながら過ぎていった。
一方、前向きに見る市民もいた。彼らが会場の隣に設けた南北首脳の出会いの写真展を見ていたイ某さん(75・女)は、「(金委員長を)無条件賛美することは間違っていると思うが、南北が会おうとする努力を賞賛することは理解できる」と話した。
崔智善
ソース:東亜日報日本語版<「金正恩は最高の王、防弾少年団より好き」 またもや歓迎集会>
http://japanese.donga.com/List/3/all/27/1579920/1