スーパー駐車場を逆走、インチキ確保した車カス。殺人未遂で逮捕され社会ルールの厳しさを叩き込まれる
https://netallica.yahoo.co.jp/news/20180911-60077692-a_aaac
駐車場での“ささいなトラブル”が殺人未遂事件に発展した。
群馬県桐生市の大型スーパーで、駐車場所を巡るトラブルになった男性を車でひき殺そうとした殺人未遂の疑いで、小堀裕容疑者(42=同市)が9日、同県警に逮捕された。
小堀容疑者は8日夜8時30分ごろ、自宅から200メートルほどの「フレッセイ桐生南店」で買い物をするため、妻を助手席に乗せ、ミニバンで出かけた。
店は夜9時閉店だったため、急いでいた小堀容疑者は、129台ある駐車スペースの店舗入り口付近に停めようとした。
駐車場の入り口からは一方通行の指示に従い、場内を右回りに進まないと店舗入り口付近には行けないが、小堀容疑者はルールを無視し、駐車スペースを探していた。
被害男性の看護師Aさん(31)は、指示通り右回りに進んで4WDを停めようとしたその時、前方から小堀容疑者のミニバンが向かってきて強引に停めようとしたため、駐車させないように自分の車の先で、ミニバンの進路をふさごうとした。
「危ねえじゃねえか!」
小堀容疑者は運転席のドアを勢いよく開け、車から降り、Aさんに向かってそう怒鳴った。
Aさんがしぶしぶ車体をバックさせると、小堀容疑者は車を前から勢いよく停めた。納得のいかないAさんはすぐに別の場所に駐車すると、小堀容疑者のところに駆け寄った。小堀容疑者は、前方から入れた車をバックで入れ直していたという。
Aさんは運転席の窓をドンドンとたたき、こう文句を言った。
「おいこら、テメエ、降りろ!」
Aさんがドアを開けようとドアノブに手をかけた瞬間、小堀容疑者はアクセルを目いっぱい踏み込み、その勢いで吹っ飛ばされたAさんはその場に倒れ込んだ。小堀容疑者はさらにギアをバックに入れ、Aさんの下半身をひいて停車した。
すぐにコトの重大さに気づいたのか、慌てた小堀容疑者は「駐車場で人身事故を起こした」と110番通報。到着した警察官が本人と目撃者から事情聴取し、防犯カメラの映像を確認したところ、小堀容疑者がAさんを故意にひいたことが判明。翌9日に逮捕した。
「Aさんは骨盤と太腿を骨折し、全治2カ月の重症です。小堀容疑者は調べに対し、『相手が怖かったのでその場から立ち去るために急発進させた。殺すつもりは全くなかった』と殺意を否認していますが、そもそも自分がルール違反をしていながら、まして隣に奥さんがいるのに、最初にケンカを売ったのは小堀容疑者の方です。事件当時、相当イライラしていたようです」(捜査事情通)
小堀容疑者は、普段は不動産会社に勤めるサラリーマン。ちょっと“ズル”しようと思っただけかもしれないが、これで人生は暗転。悔やんでも悔やみ切れないか。